へべすでパスタ−オンラインで料理教室

全国から応募２４人が参加−日向

　県内で初めてという日向特産の香酸かんきつ「へべす（平兵衛酢）」を使ったオンライン料理教室がこのほど開かれ、全国から応募した２４人が参加した。主催は、グルメアプリや食コミュニティーを運営するキッチハイク（山本雅也・藤崎祥見代表取締役、本社東京都）。日向市とのコラボレーションで実現した。

　料理研究家の丸山寛子さんが都内から、へべすを使った「晩夏のおくりもの『へべすのさっぱりクリームパスタ』」の調理方法を指導した。

　参加者には、事前にへべすが届けられ、セミナーやミーティングをオンラインで開催するためのアプリＺｏｏｍ（ズーム）を使い、料理の手順やポイントを学ぶとともに交流を深めた。

　日向市の亀崎東公民館では、へべすを市内外にＰＲする活動をしている〃へべすの妖精レディ・ヘベ〃が、パスタ作りに挑戦。Ｚｏｏｍ上でユーモアたっぷりにへべすや日向市を紹介、全国にアピールした。

　道の駅「日向」物産館からは、黒木幹夫館長が物産館で販売されている特産品などをライブ配信。また、地元のへべす農園の様子も中継され、参加者らに地域の文化を五感で味わう体験を提供した。

　市ブランド推進課へべす・ブランド開発係の黒瀬志穂さんは、「オンライン料理教室を通して、へべすを知らなかった人にも知ってもらうことができた。参加者からＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）でへべすの魅力、すばらしさを発信してもらっており、少しでも全国に広がってくれればありがたい」と初の取り組みの手応えを語った。