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創立15周年県内初の私立小(3)−延岡学園尚学館小学校

本紙掲載日:2020-10-06
8面
お茶を味わう児童。茶道を通して、日本の伝統文化を学ぶ
保護者に見守られながら行われるロードレース大会。学年によって走る距離が異なる

大切な授業、学級、人間づくり−基礎基本を徹底、体力向上にも工夫

◆堀田校長に聞く(下)

−−子どもたちのための学校や家庭、社会の在り方は。

 まず学校では、解決を急がずじっくり考えさせる「授業づくり」、お互いの考えを認め合う「学級づくり」、間違ってもへこたれず粘り強くやりぬく「人間づくり」を考えていくことが重要になってきます。先生たちは、授業の中で懇切丁寧に教えない方がいいと思います。時間内に完結させるために結論を急ぐのではなくて、子どもたちが考えたり発表したりする過程を大切にする授業であれば、解決までの時間がかかってもいいと思います。

 あいさつについては子どもたちに言う前に、大人同士がまず、家庭や学校、社会で気持ち良いあいさつを交わすこと。そんな様子を当たり前のように見続けていれば、「あいさつをしなさい」と言われなくても自然とする子になると思います。

 また、保護者と先生とが何でも話し合える関係をつくっておくことも大切です。学校での子ども一人ひとりをきめ細かに見ながらその変化や成長ぶりを家庭と共有したり、疑問点や要望を話し合ったりしながら交流を深めていく関係ができたらいいと思います。その「いい関係」を築くためにも、お互いを認め合い相手の考えを受け入れる素直な気持ちを持ち合う大人同士でありたいですね。

−−尚学館小学校での具体的な指導について教えてください。

 いわゆる「読み・書き・計算」などの基礎基本を徹底して行います。そのために国語と算数の授業前に「漢字小テスト」、「百ます計算」を行い、家庭学習では、「日記」と「読み声(音読)」を毎日続けています。

 また、1年生から歌やゲームに英語を取り入れた「えいご活動」、2年生から「礼法」の授業も行っています。「百人一首」の学習にも取り組んでいますが、百首を二十首ずつの色に分けた「五色百人一首」で練習していますので、ちょっとした時間を見つけて遊んでいます。少しずつ続けていると、いつの間にか1年生でも「上の句」で札が取れるようになります。小学生のうちは歴史的仮名遣いや歌の意味を詳しく教えるのでなく、古典独特のリズムを体感させていければいいかなと思っています。

 さらに本校は、スクールバスでの登下校ですので、運動量が少なくなってはいけないと、学校では、昼休み時間に学年の枠を払って、サッカーやドッジボールなどのゲームを先生たちも一緒に楽しんでいます。土曜日の朝に全校児童で運動をする「尚小タイム」や持久走大会に向けての「日本一周走」や「なわとび検定」など、体力向上面でも工夫しながら行っています。

−−ICT(情報通信技術)教育について、尚学館小学校の取り組みを教えてください。

 1、2年生は、タブレットを使って自分たちが話す様子や音読の様子を動画に撮り、それを見ながら振り返る活動をしています。生活科では、虫を写真に撮って詳しく観察したりする学習をしています。

 3、4年生では、校外学習の様子を動画に撮り、教室で振り返りをしたり感想をタブレットに書いて読み合ったりしました。

 5年生では、タブレットで天気図を見ながらそれぞれが気象予報士になったつもりで天気予報を解説する、という理科の授業を行いました。

 6年生は、新型コロナウイルスの関係で1学期に行けなかった修学旅行にようやく行けることになり、そのしおりを作るためにタブレットを使って資料集めをしているところです。

 コンピューターやタブレットなどはあくまでも授業のためのツールであってメインではないということを考え、これらを子どもたちに自由に活用させながら、授業の中にどう組み入れていくのかを考えていくことが大切です。今は、先生たち同士の意見交換を密に行いながら研修を進めているところです。

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