「ひなたＷＯＭＡＮ」（５０）料亭ひだか（延岡市）・日�睿聖劼気�
本紙掲載日：2020-10-06
3面
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ぶり御殿で地域活性化
「ぶり大尽」として知られる日�盖技垈А複隠牽苅機腺隠坑隠掲�）の子孫。大敷網を発明した水産業界の革命児が１２０年以上も前に建て、４年前に延岡市の有形文化財に指定された「日�皺判斬陝廖閉名里屬蠍翕臓砲魍砲箸靴臣楼莖萓�化に取り組む。
「金物を使わない伝統的工法による和風建築と、赤水湾に浮かぶように立つ美しい景観が自慢です。この貴重な地域の宝を後世に伝えていくことが、課せられた使命と思って頑張っています」
小さい頃はぶり御殿と呼ばれるのが恥ずかしく、友達に内緒にしてきたという。尚学館中学校・高等部から早稲田大商学部へ。次第に芽生えるふるさとへの愛着。自分のルーツをきちんと知りたいとの思いが強くなった。東京海洋大学大学院に進み、「海業」という考え方を知った。
「水産業だけでなく、体験、マリンレジャー、景色や文化、歴史までをも資源として利活用することで漁村を元気にする。これだと思いました」
２０１８年に帰郷。宮崎空港内にある自社加工品を扱うアンテナショップに通い、手作りチラシでぶり御殿をＰＲ。来月３日には地元事業者と手を取り合って、「管弦楽とクラフトビールとぶり御殿」を開催する。
「延岡フィルハーモニー管弦楽団の生演奏を聴きながら、ひでじビールさんのビールと当家の特別料理を楽しんでいただきます。年内には若い女性に着物に触れてもらう企画も考えています」
根っからのアウトドア派。つい最近も祝子川上流で渓谷下りを満喫した。
「さまざまな出会いを大切に、失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしていきたい」
（毎週火曜日掲載）