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創立15周年県内初の私立小(1)−延岡学園尚学館小学校

本紙掲載日:2020-10-03
8面
2006年4月に1期生として中学生に迎えられ入学した1年生9人

2005年10月4日設立−独自の教育方針で刻んだ歴史

 延岡市大峡町の延岡学園尚学館小学校(佐々木雅彦理事長、堀田由美子校長、126人)は10月4日、創立15周年を迎える。これを記念して、独自色を打ち出す尚学館小学校のカリキュラムや授業内容、教育方針など、開学から関わる堀田由美子尚学館小学校校長に、これまで、そしてこれからについて語ってもらった。

◆堀田由美子校長−「物事に対する考え方」を学ぶ充実感や達成感、学校生活で体得

 尚学館小学校が宮崎県初の私立小学校として誕生して、今年で15年目になります。

 2006(平成18)年4月に行われた第1回入学式では、確固たる教育方針を準備した上で新入生を迎えたわけではありません。「自立心を養い、有為な社会人を育てる」という延岡学園の建学の精神を受けて、「有為な社会人」を育てるために、小学校教育はどうあるべきか、どんなことが大切なのかを考えながら、9名の新入生との手探りのスタートを切りました。

 そして、日々子どもたちと接していくうちに、社会人になった子どもたちの姿から逆算し、小学校では「物事に対する考え方」を学ばせていくことが大切だと考えるようになりました。

 人は誰でも社会の中で、間違ったり失敗したり思うように物事が進まなかったり理不尽な目に遭ったりするものです。その時は、悩んだり落ち込んだりした後に「何がいけなかったのか」「次はどうすればいいのか」などと、原因を振り返ったり周りの人に相談したりして別の方向を見いだしていきます。

 反対に、悪い結果にいつまでも固執して「どうせ自分はダメだ」「こうなったのは○○が悪いからだ」などと開き直ったり人や周りのせいにしたりし、次の一歩が歩き出せなくなってしまうことがあります。

 別の方向を見つけて新たに歩き出すか、済んだことをいつまでも気にしてそのまま立ち止まってしまうかは、その人の考え方ひとつで決まります。さらに、出来事のマイナス面ばかりを考えるのではなく、良い面も探して前向きにとらえたり人のアドバイスを素直に聞き入れたりする柔軟な心を持ち合わせているか否かでも、その方向は大きく変わってきます。

 子どもたちには、学校生活の中でさまざまな経験を積ませながら、自ら問題意識を持ち、素直な気持ちで物事を考えていく力を養わせていきたいと考えています。

 例えば、国語や算数などの学習の中で、分かる喜びや楽しさを味わうこともあれば、できなかったり分からなかったりして悔しい思いを味わうこともあります。そんな時「できるまでもう一度やってみよう」と前向きに考えるか、「やってもどうせ分からない」と、諦めてしまうかは、本人の考え方で決まります。

 これは教科学習以外の活動の中でも言えることです。例えば、全校児童がトーナメント形式で戦う「全校百人一首大会」では、くじ引きによっては上学年と下学年が競う組み合わせも出てきますが、下学年の子どもたちはここで「理不尽さ」を感じるかもしれません。しかし「上学年が相手だからどうせ負ける」ではなく、「私の相手は6年生の○○さん」というように、異学年の交流を楽しむ考え方で練習に取り組みながら、勝つ喜びや負ける悔しさはもちろん、粘り強さや我慢強さ、譲ることや称賛することなども併せて体得しています。

 学校は楽しく充実感や達成感が味わえる場所でなくてはなりません。そして、それがさまざまな困難や失敗を乗り越えた上で味わえるものであれば、一層素晴らしい意味があると思います。一人ひとりの子どもたちが、自ら考え行動し成長していく姿を中学生や高校生になっても見守っていきたいと思っています。

■沿革
2006年4月、県内唯一の私立小学校として開校。9人の新入生が中学2、3年生に迎えられて入学した。初めての卒業式は12年3月、途中から転校してきた児童も含め11人が卒業した。その後、これまでに9期生、126人が卒業している。
開校して最初の学習発表会は07年2月。延岡学園音楽室で行われた。10年7月に尚学館小学校後援会が発足。同10月に初の単独開催となる第1回秋季大運動会を実施した。

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