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最優秀賞に榎本絢心君(大王谷小4)

本紙掲載日:2020-09-25
3面
実際のバスにラッピングされる作品を手にする榎本絢心君(左)。右は優秀賞の弟榎本幸志朗君

第12回宮交バスデザインコンテスト

◆弟の幸志朗君(同小1)も優秀賞

 県内の小学生が描いた絵がラッピングバスとなって運行する「第12回宮交バスデザインコンテスト」の表彰式が22日、宮崎市であった。最優秀賞は日向市・大王谷小4年の榎本絢心君の「楽しい宮崎帰ってこい!」が選ばれた。榎本君デザインのバスは、11月から来年2月の延岡・日向地区を初めに1年間、県内を運行する。

 宮崎交通の主催。1903年に日本で初めてバスが走り始めた9月20日は「バスの日」。宮崎交通は毎年、県内の小学校の協力を受け、コンテストを開いている。

 今年は1411点の応募があり、6学年それぞれの優秀賞と、支援学校の小学生2人に審査員特別賞を選定。表彰式で、ラッピングバスとなる最優秀賞が発表された。

 榎本君の作品は、ひょっとこや神楽の神さま、モアイ像、埴輪(はにわ)がモチーフ。キャラクターがマスクを着け「みんな負けるな!楽しい宮崎帰ってこい!」と力強くメッセージ。もう一方の面では、そのキャラクターがサーフィンを楽しむ様子を描いた。

 宮崎交通の川端史敏社長は「コロナ禍で開催を迷ったが、みんなが『宮崎を盛り上げたい』『コロナに負けない』という思いを込めてくれた」と総評した。

 夏休みの自由課題で、1日ほどで書き上げたという榎本君。「宮崎の有名なキャラクターで、みんなに元気や勇気が与えられたらと思った。とてもうれしく、実際に走っているバスで勇気を与えてほしい」と喜んだ。

 県北関係では、榎本君の弟・榎本幸志朗君(1年)の「コロナに負けるな!」が優秀賞を受賞。幸志朗君は「うれしい。楽しい宮崎が帰って来てほしかった」と受賞インタビューに答えていた。

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