台風１０号影響−交通機関に大きな乱れ

高速道は通行止め解除

　台風１０号が最接近した６日、県内の交通機関は運休や欠航が相次ぎ、高速道路も一時通行止めとなるなど大きな影響が出た。７日も運休や欠航が続いており、交通各社は最新の情報を確認するよう呼び掛けている（午前１０時現在）。

　ＪＲ九州は７日、九州新幹線と在来線の全ての列車を運休。あすも始発から運転を見合わせ、線路の安全が確認された区間から順次運転を再開することにしている。

　宮崎交通は県北の路線バスについて状況を調査中で、運行再開は未定としている。高速バスは延岡―福岡線と延岡―熊本線は終日運休。宮崎―延岡線は宮崎発が運休で、延岡発（午後５時３５分）は未定となっている。

　宮崎空港を発着する空の便は、７日まで各航空会社の全便が欠航。宮崎―神戸を結ぶ宮崎カーフェリーは７日の宮崎発は欠航する。神戸発は運航予定だが、ダイヤが変更になる場合があるという。

　高速道路は、県北全区間で６日から全面通行止めが続いていたが、７日午前９時までに東九州自動車道の佐伯ＩＣ―門川ＩＣ間、九州中央自動車道の雲海橋交差点―日之影深角ＩＣ間、蔵田交差点―延岡ＪＣＴの規制が解除された。

　一般道路では、延岡市の県道古江丸市尾線の北浦町古江―市振間で倒木があり、７日午前８時３５分から通行止めが続いている。また、日向市東郷町寺迫の美々津カントリークラブ―田の原大橋間の広域農道で倒木が発生、一時通行止めとなった。同市平岩でも平岩地蔵尊近くの市道の路肩が幅約１０メートル、高さ約５メートルにかけて決壊。通行止めとなった。このほか、国道や県道など多くの路線で通行止めになっているところがある。

　県北の国道、県道で通行止めとなっている区間は次の通り（７日午前１１時現在）。

【通行止め】
［国道］２６５号（椎葉村大河内小向橋―飯干峠）５０３号（諸塚村七ツ山吐の川―飯干峠、五ケ瀬町三ケ所鳥の巣橋―諸塚村飯干峠）▽３８８号（椎葉村大河内尾崎橋―大河内越）▽２１８号（高千穂町三田井の県道５０号と接続する道路）

［県道］土生高千穂線（五ケ瀬町三ケ所鳥越―高千穂町押方板屋橋）諸塚高千穂線（諸塚村七ツ山上長川橋―日諸峠、高千穂町椎屋谷―秋元）上椎葉湯前線（椎葉村下福良女神像公園―不土野不土野峠）上長川日之影線（諸塚村七ツ山桂―桂峠、日之影町赤岩橋―追川）八重原延岡線（門川町川内更正橋―日向市東郷町八重原）中渡川下三ケ線（美郷町南郷中渡川山草橋―日向市東郷町下三ケ上村）北方高千穂線（日之影町七折梁崎―高千穂町三田井駅通り交差点）竹田五ケ瀬線（五ケ瀬町三ケ所高畑付近、五ケ瀬町桑野内波帰之瀬橋土生側―高千穂町河内夕塩）日之影宇目線（日之影町七折尾村下―杉ケ越）鞍岡赤谷線（五ケ瀬町三ケ所の雲海酒造から４キロ地点、五ケ瀬町鞍岡の鞍岡側から６キロ地点）向山日之影線（日之影町小原―高千穂町秋元）緒方高千穂線（高千穂町才田―尾平越）下野鹿狩戸線（高千穂町岩戸大平―野方野）宇納間日之影線（日之影町岩井川神影大橋―美郷町境）