延岡市議会９月定例会が開会

　延岡市議会９月定例会は１日開会。会期を１０月２日までの３２日間と決めた後、読谷山市長が、新型コロナウイルス感染症第５次緊急対策費などを盛り込んだ総額１７億８１８８万円の一般会計補正を含む１６議案を提出した。可決されると一般会計総額は７８２億７６８８万円となる。

　一般会計補正案の緊急対策の主な事業は、ケーブルテレビ網光化事業に１２億１６９０万円、自治公民館施設等整備助成事業に５５００万円、初期救急医療運営事業に４４０４万円、養殖経営緊急支援事業に３０３７万円など。

　他の主な事業は、岡富古川土地区画整備事業に２億８６００万円、個人番号カード交付事業に８４４４万円、県体育館整備事業に３７２１万円、小中一貫校整備事業に２０９６万円、産地生産基盤パワーアップ事業に１１８３万円など。

　このほかの提出議案は、２０１９年度一般会計歳入歳出決算の認定など決算案件７件、国民健康保険特別会計補正など予算案件３件、乳幼児等医療費助成に関する条例の一部改正など条例案件３件、専決処分などその他案件２件。報告１２件。

　定例会は一般質問を１４日から１６日、予算審査特別委員会を１７日に開き、１８日の本会議で各会計補正案などを採決。委員会は２３日に総務政策と産業建設、２４日に厚生教育、２５日に特別委員会（議会活性化、地域新電力事業）を開く。その後、決算審査特別委員会を２８日から３０日まで開き、１０月２日の本会議で前年度各会計決算案を採決する見通し。


◆一般質問、１４日からに−傍聴、発熱時は自粛を

　台風１０号の接近を受けて、延岡市議会は４日、議会日程を変更した。当初８日から１０日に予定していた議案に対する総括質疑と一般質問は、１４日から１６日に行うことなどを決めた。

　定例会の傍聴については、発熱など風邪の症状がある場合の自粛を依頼するとともに、マスクの着用と入室前の手指の消毒、感染者が発生した場合に備えた受け付け時の名前・住所・連絡先などの記入、座席の間隔を開けるなどの対応に理解と協力を求めている。

　問い合わせは市議会事務局（電話延岡２２・７０２９）。