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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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天岩戸の湯に一本化−高千穂町
◆赤字累積、コロナも追い打ち
高千穂町は3日、赤字経営が続いている町営の2公衆浴場のうち、同町三田井の「高千穂の湯」を今年度内に閉館すると発表した。「天岩戸の湯」(同町岩戸)は町が運営を継続、高千穂の湯は来年度以降に公衆浴場として運営を引き継ぐ民間事業者を募ることを検討する。
温泉施設の天岩戸温泉は1994年に、高千穂温泉は98年にそれぞれオープンした。以来、町民や観光客を癒やす場所として親しまれてきたが、人口減少などから両施設とも利用者は初年度がピークで年々減少していった。さらに今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も受けたという。
また、温泉法による温泉の基準は「源泉の温度が25度以上」だが、10年に1度実施する2018年9月の成分分析調査では両施設の源泉温度は19・4度と基準を満たすことができなかった。このため、昨年4月からは温泉の名称を変更、それぞれ公衆浴場・天岩戸の湯、高千穂の湯として運営を続けてきた。
施設の魅力が低下したこともあり、2019年度の入館者数は高千穂の湯が5万4012人(前年度比2万381人減)、天岩戸の湯が4万2636人(4089人減)。
今年3〜8月は新型コロナの影響で延べ約4カ月間も休館を余儀なくされた。
町は昨年4月に行政、町議会、公民館連協などの代表者で組織する町公衆浴場等運営検討委員会(委員長・藤本昭人副町長、18人)を設置。町民らが参加しての意見交換会、アンケートなどを実施した。このうち、町内の公民館加入世帯を対象にした町民アンケート(昨年10月25日〜11月22日、有効回答1641世帯)によると―、
▼片方の施設を残す43・1%▼施設の休館・閉館31・7%▼両方の施設を残す14・5%▼他施設との複合化10・6%―と「片方―」を残すが多く、そのうち、半数以上が残す施設に天岩戸の湯を選んだ。
同委員会は、今年8月11日に「高千穂の湯は、今年度末に閉館し、活用を検討。天岩戸の湯は、存続して今後の施設の整備、運営について十分検討すること」などを趣旨とした提言書を甲斐宗之町長へ提出した。
町によると、今年3月末の累積赤字額は、高千穂の湯が10億572万円、天岩戸の湯が5億6691万円に上っている。
3日、町役場で記者会見した甲斐町長は閉館などを決断した理由について、「累積赤字が積み重なり、昨年には温泉の基準を満たさなくなったことが大きい。加えて新型コロナで休館せざるを得ない状況が続いたことも一つのきっかけ」と話した。2施設のうち、高千穂の湯の閉館を決めた理由については、「高千穂の湯の方が施設規模が大きくて人件費や燃料費などの支出額、赤字額がより大きい」ことなどを挙げた。残すことになった天岩戸の湯については、施設の充実強化や同施設を核とした地域の住民や他施設との連携などによって集客を図るとしている。
今後について、甲斐町長は「高千穂の湯は、皆さんが引き続き公衆浴場として利用できる道を第一に検討したい。天岩戸の湯は、さらに利用しやすく魅力ある施設にしたい」と話した。