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グラスフェッド−家族連れが堪能

本紙掲載日:2020-08-25
3面
鏡山サニーハウス内のイートインスペースで焼肉を楽しむ家族
店内はゆったりとしたスペースを確保
グラスフェッドの肉を手にする八崎秀則代表

鏡山サニーハウスがオープン・延岡市北川町

◆土日のみ営業−直売所とイートインスペース

 延岡市北川町の鏡山山頂にある鏡山牧場(八崎秀則代表)の食肉直売所「鏡山サニーハウス」で23日、オープニングイベントが開かれた。市内から家族連れなどが訪れ、放牧された黒毛和牛が牧草だけを食べて育った牛肉「グラスフェッド」の味を堪能した。

 鏡山牧場は広島県から移住した八崎さんが2017年から、全国でも珍しい自然放牧での飼育をスタートさせた。直売所は、牧場近くにあり2001年から閉鎖されていた施設「サニーハウス」を活用して今月から営業を始めた。

 イベントで読谷山洋司市長は「サニーハウスが新しく生まれ変わった。素晴らしい施設で、延岡としてもPRしていき、多くの方に幸せを感じる役割を果たしてもらいたい」と激励。八崎代表は「この素晴らしいロケーションがある。全国や海外からいろんな方に来ていただき、延岡の発信に貢献していきたい」と話した。

 鏡山牧場の牛肉「グラスフェッド」は脂身部分の「サシ」がほどよく抜け、引き締まった赤身に本来のうまみが凝縮されているのが特徴。訪れた人は早速、販売所で肉を購入し、イートインスペースで焼肉を楽しんだ。市内から家族3人で訪れた吉川那々子さん(27)は「脂身がさっぱりしていてとてもおいしかったです」と満足そうだった。

 サニーハウスは土日祝日のみの営業で、時間は午前11時から午後3時まで。

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