延岡ＹＥＧ−９月１９日・ワークフェス初開催

恒富中２年生に職業体験の場・一般開放のイベントも

「少しでも生徒たちに思い出をつくってもらいたい」と話すのは、延岡商工会議所青年部（延岡ＹＥＧ）青少年育成委員会の黒木洋平委員長（３４）。９月１９日に恒富中学校で職業体験とイベントを組み合わせた「延岡ＹＥＧワークフェス」を初開催する。

◆コロナ禍思い出づくりに一役

　今年は、まつりのべおかなど多くの夏のイベントが中止・延期となる中、「このままでは子どもたちにとって何もない一年になってしまう。子どもたちのために何かできないか」と５月から動き始めた。

　同委員会は今年度発足したばかり。手探り状態ながらも、メンバー９人で協力しながら少しずつ内容を煮詰めていった。「企業集めなど大変な部分もあったが、企業も学校も協力していただきました」と黒木委員長。

　当日は、恒富中２年生を対象にした職業体験を行い、市内の企業１１社が会社の魅力を語る。一般に開放したイベントも企画。親子フリーマーケットでは仲良し親子が出店し、人情味あふれる商品を並べる。飲食ブースでは市内の飲食店が軽食を販売。幼児から小学生までを対象にした無料のプレイゾーンも用意する。

　当日は午前１０時から午後２時まで。新型コロナウイルスの感染状況によっては延期か、規模を縮小することもある。

　黒木委員長は「メンバー自身もだが、子どもたちに楽しんでもらいたい。延岡の企業の魅力を知り、将来、延岡に帰ってこようと思ってもらえるようになれば」と話した。

◆親子フリマの出店者募集

　延岡ＹＥＧは、ワークフェス当日の親子フリマの出店者を募集している。小学生から高校生とその保護者の親子が対象。出店料は１組千円。先着３０組で、締め切りは３０日。同委員会の山本さん（電話０８０・６４２３・９１５２、平日午前１０時〜午後４時）。