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涼を求めて−県北の名爆(めいばく)巡り(1)

本紙掲載日:2020-08-24
7面

 立秋を過ぎ、暦の上では秋を迎えた。しかし、30度を超える真夏日は続いている。少しでも暑さをしのいでもらえたらと、自然の涼が感じられる県北の滝を紹介する。

◆うのこの滝(五ケ瀬町三ケ所)

 まるで湖のような広さ約5000平方メートルの滝つぼに、約20メートルの高さから流れ落ちる。阿蘇火砕流による溶結凝灰岩の柱状節理に囲まれており、自然の雄大さが味わえる。

 国道218号を熊本県境手前で「五ケ瀬の里キャンプ村」方面へ。駐車場から急な遊歩道を約5分下ると、広大な滝つぼと草木のみずみずしい緑色の世界が眼前に広がる。

 滝の全景を眺めることができる展望所もある。同町役場から国道218号を熊本県方面に約1・3キロ向かい、右折。車で約5分細い山道を進むとたどり着く。

◆白滝(しらたき)(五ケ瀬町鞍岡)

 落差は約60メートル。水量は多くないが滝幅が広いため、切り立った崖に白布を垂らしたような美観。秋は紅葉とのコントラストが映える1枚を求め、多くのカメラマンや観光客でにぎわう。

 標高900メートル地点に位置。熊本県山都町の馬見原交差点から国道265号に入り、椎葉村方面に約10キロ道なりに進むと左手に案内看板が見える。それに従って林道を約1キロで駐車場に到着する。

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