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歴史眠るまち、子育て拠点へ

本紙掲載日:2020-07-29
7面

延岡市松山町−高千穂通

◆県北最古、717年創建・安賀多神社−神事能を隔年開催(古川町)

 県北最古といわれる神社が、古川町の安賀多神社。717年、今山に「神明宮」として創建された。

 1577年に大友氏の兵火に遭って焼失したが、1624年に藩主有馬直純公が再興して現在地に移したとされる。

 1873年には「県社」に列せられた。現在の恒富、岡富、出北一帯は中世、県荘(あがたのしょう)と称していたことから、その音をとって「神明宮」から「安賀多神社」に改称されたといわれている。

 再興した記念に、盛大に祭礼を行い、神事能を奉納したことから、同所は能の舞台にもなった。200年ほど前には、今山八幡宮との隔年交代で能が上演されていたという。

 主祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)。他に、手力雄命(たぢからおのみこと)、万幡姫命(よろずはたひめのみこと)ら6祭神を合祭している。

 神社近くからは、石包丁などが出土しており、古くから開けていたことが推定できる。また「県神社誌」によると、現在の本殿は、近在の神社の中で最古の神明造りといわれている。


◆火災くぐった薬師如来−疫病平癒祈願の薬師堂(古川町)

 安賀多神社の近くに位置し、石段を登った小高い丘の上に薬師堂がある。

 もともとは「松尾山長福寺」といい、松山町の松尾城西の丸にあったが、松尾城の拡張に当たり、1440年ごろ現在地に移設されたという。

 「薬師」は人の病気を治してくれる仏様。当時疫病が流行しており、病気平癒を願って創建されたと伝わる。

 本尊の薬師如来座像は平安時代の作で、国宝か重要文化財に指定されるところだったが、一部修理された跡が残っていたことで、取り消されたと伝えられる。1936年に火災に遭い、現在は白い布で体を覆って安置されている。

 火災で寺が焼失する前は寺守もおり、参拝者が絶えなかったという。現在は、毎年7月の第1日曜日に大祭を開くのが恒例になっている。地域の人たちが参加し、無病息災などを祈願する。


◆延岡に春を告げる−本東寺の慧日梅(松山町)

 早春の延岡市の花をめでるイベント「延岡花物語」。毎年、最初に主役となるのが本東寺の「慧日梅(えにちばい)」だ。新富町の「湯の宮座論梅」、宮崎市高岡町の「月知梅」とともに「宮崎県三梅」の一つに数えられる。

 2月上旬ごろから白梅50本、紅梅5本に花が咲き始め、人々の目を楽しませる。また、推定樹齢230年といわれるしだれ白梅の古木は「みやざきの巨木百選」に選ばれている。

 昔から「延岡の春は慧日梅から」と言われて親しまれ、観梅会が行われてきた。現在は、2カ月にわたる「延岡花物語」の開幕を告げるイベントとなり、延岡茶道連盟による野だてなどが行われている。

 また、同寺の境内には史跡も多く、延岡藩主有馬家の墓碑、有馬直純公の妻で、徳川家康と織田信長双方のひ孫に当たる日向御前の墓(五輪の塔)などがある。


◆晩秋オープン目指す−市の子育て支援拠点「えんキッズ」(松山町)

 松山町の旧県立わかあゆ支援学校跡地のグラウンドに、建設が進められているのは、市の子育て支援総合拠点施設「えんキッズ」。晩秋のオープンを目指している。

 安心して子どもを生み育てることができるまちづくりを目的とした同施設は、鉄筋コンクリート2階建て。施設名は公募で決まった。施設で出会う人々の〃縁〃と延岡の〃延〃、子どもや親、地域の人、支援者が輪のようにつながる〃円〃の意味が込められている。

 1階は主に「遊び・体験ゾーン」。センターホールを核として、南側にはにぎわい(交流)広場とプレイルームが設けられ、屋外の敷地内公園と合わせて「遊び・ふれあいエリア」となる。北側には図書室・学習コーナー、多目的室などが入る「学びのエリア」「サービスエリア」が設けられる。

 2階は「子育て支援センターゾーン」。病後児保育室を4室、一時預かり保育室など、子育て支援に関わる中核的な機能を集約して配置する。また、プライバシーに配慮しつつも閉鎖的な雰囲気にならないよう、「保護者交流スペース」を設置し、「だれでも・いつでも・気軽に利用できる」交流の場とする。

 特徴は、屋内外での活動が連動するように設計されていること。1階のにぎわい広場とプレイルームは全面ガラス張り。公園との間には半屋外となるウッドデッキが設けられ、内と外の境界を曖昧にし、屋内広場と公園に一体感を生み出す狙いがある。

 駐車場も完備されており、イベントなどでも活用される予定になっている。

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