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和田越一帯遺構を独自調査−西南戦争

本紙掲載日:2020-07-29
3面
西南戦争に関する遺構を調査し、本にまとめた牧野さん

牧野さん、記録をまとめ出版−延岡

 延岡市無鹿町の牧野義英さん(69)がこのほど、西南戦争の激戦地和田越一帯の調査記録をまとめた「西南戦争和田越ノ戦を語る戦争遺構」を自費出版した。和田越や長尾山の稜線(りょうせん)沿いを中心に並ぶ67カ所の遺構を位置図や一覧表で紹介。約1年半の調査内容や自身の考察を元に解説している。発行部数は700冊。

 同市稲葉崎町小梓地区で生まれ育ち、自宅近くにあった和田越などを遊び場にしていた牧野さん。NHK大河ドラマ「西郷どん」(2019年)の放送を機にロケ地や西郷ゆかりの地を旅する中で、幼少期から近所の山々で目にしていた遺構らしきものの記憶がよみがえってきたという。「小梓峠にある3本の溝、『西南戦争和田越決戦の地記念碑』近くの平らな開削地、無鹿山中腹斜面の縦穴などは特に不自然、不思議に思っていたのでよく覚えていた」

 地元での聞き取りで開削地は薩軍の本営跡、縦穴は同じく弾薬庫跡の可能性が高いと判断し、その後は友人とともに無鹿山から和田越、小梓峠、長尾山まで約3キロの山道を調査。堀切や堅堀、切岸、塹壕(ざんごう)など薩軍構築と思われる18カ所、官軍構築と思われる48カ所、詳細不明1カ所の遺構を確認した。

 中には、西南戦争を記録した陸軍参謀本部編さんの「延岡戦記」(征西戦記稿・下巻)に官軍側戦利品として記録が残る「砲(四斤山砲)二、臼砲(迫撃砲)一」のものとおぼしき砲塁3カ所も含まれている。

 同書では遺構のほか、薩軍捕虜3千人が島野浦に隔離されたという記録や細島官軍墓地などの調査、考察もされている。牧野さんは「郷土史愛好家の方々にさらに現地踏査していただき、本書の私見を検証してもらいたい。延岡に残るさまざまな遺構、遺物が広く認知され、長く伝わってほしい」と話している。

◆和田越決戦の地記念碑前で青空販売−8月1、2、15、16日

 牧野さんは8月1、2、15、16日に延岡市無鹿町の和田越決戦之地記念碑前で、「西南戦争和田越ノ戦を語る戦争遺構」の青空販売を行う。15日は和田越決戦当日、16日は薩軍解散布告の日に当たる。

 当日は販売のほか、牧野さんが同書の発行にいたる経緯や執筆調査について講話する。

 同書はA5判261ページ。価格は1500円(税別)。8月1日から青空販売のほか、幸町の蔦屋書店(市駅前複合施設エンクロス館内)や県北の各道の駅(北浦除く)、牧野さん方などでも販売するという。

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