延工、タイブレーク制す

県高校野球大会２０２０

◆６年ぶり４強、延学延長で涙−聖心は逆転許し敗退

　県高校特別スポーツ大会・県高校野球大会は２７日、準々決勝４試合があり、延岡工が６年ぶりの４強進出を決めた。延岡工は延岡学園と５―５のまま、タイブレークの延長へ。十一回に勝ち越して７―５で延岡対決を制した。聖心ウルスラ学園は八回に逆転を許し、宮崎日大とのシード校対決に２―５で敗れた。延岡工は３０日の準決勝第２試合（サンマリンスタジアム）で宮崎日大と対戦する。決勝は８月１日、同球場で予定されている。

【アイビースタジアム】
▽準々決勝
延岡工　　００１０４０００００２−７
延岡学園　１０００２０００２００−５（延長十一回）
（工）加行、廣嶋、松本、生島―甲斐駿、中野（学）興梠、市原、飛松、須藤―甲斐、吉村
▽二塁打＝松本、染田、相良、片伯部２（工）
［評］延岡工は五回、短打と四球に３長打を絡めて逆転。タイブレークでは片伯部が二塁打、松本の犠飛で決めた。延岡学園は一、五回、押川の適時打などで得点。九回は河野の左前打で振り出しに戻したが、あと１本が出なかった。

【サンマリンスタジアム】
▽準々決勝・第２試合
聖　心　　０１０００１０００−２
宮崎日大　０００１０００４×−５
（聖）中上、内―栗下（宮）古谷、岩崎―大山
▽三塁打＝諏訪（聖）縄田（宮）▽二塁打＝池田（聖）岩穴口（宮）
［評］１点を争う好ゲームは２度、約２時間２０分の降雨中断に見舞われた。聖心は先発の中上が３回を９人と完璧な立ち上がりで五回を１失点。打線は二回に池田の中越え二塁打、栗下の左前打で先制。六回は藤原の右犠飛で勝ち越した。内は救援後、ピンチをしのいでいたが八回１死三塁から連打を浴びて力尽きた。


◆その他試合結果
【サンマリンスタジアム】
▽準々決勝・第１試合
福　島　　０００００−　０
宮崎学園　４１３６×−１４（五回コールド）

【アイビースタジアム】
▽準々決勝・第２試合
日向学院　４００１０００００−５
小林西　　００１０２００００−３