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JA延岡新組合長・楠田富雄さんに聞く

本紙掲載日:2020-05-27
3面

農、人、未来のために行動

 延岡農業協同組合(JA延岡)は4月28日に開いた第30回通常総代会で、新組合長に楠田富雄さん(67)=延岡市細見町=を選出した。山本照弘前組合長の改革路線を引き継ぎ、地域の農業とその担い手、そして食文化を守るために尽力する。意気込みを聞いた。

−−就任に当たっての抱負を。

これまでJAをよりどころとしてくださった多くの組合員の皆さまや諸先輩方によって、築き上げていただいたJA延岡を、より一層、維持発展させることが使命と考えています。経営環境は厳しさを増している上、新型コロナウイルスによる感染症という大きな社会不安もあります。責任の重さに身が引き締まる思いです。
そのような状況下で、総合事業ならではのサービスを提供できる、JAらしさを追求して参ります。地域に活力を与えられる職員教育にも力を入れ、延岡の「農業」「人」「未来」のために行動していきたい。これまで山本組合長が一生懸命に取り組んでこられた路線をしっかり引き継ぎます。改革に終わりはありません。

−−JA延岡の現状について。

総代会でも報告しましたが、先輩方が築いてくださった総資産額は1075億円に上り、組合員資本も55億円に膨らみました。これをありがたく受け止めて、維持発展に努めなければなりません。
これまで農業所得の増大と産地の拡大を大きな目標に掲げて取り組んできました。しかし、JA単独で出来ることには限界があり、中山間地域の農業と農地を維持するためには、国や県、市といった行政と力を合わせて生産基盤を強化することが必要と考えます。行政の支援もいただきながら、農を軸とした地域づくりと地域に根差した協同組合づくりをさらに進めたい。

−−JAと農業はどのように変化するべきでしょう。

JA延岡の現在の営農環境下では、大型農業や農業法人化への相談機能強化と、中山間地域の農業指導に分けて考えるべきです。大型農家には地域農業のリーダーとしてのモデルになるために、「ひなたGAP」の取得で所得増大につなげる。また、中山間地域の農家には「ふるさと市場」などの産地直売所に、多彩な作物を出荷してもらうために、少量多品目の栽培を指導するといった、2極化を推し進める必要があると考えます。

−−新型コロナウイルスによる影響は。

外国人旅行者の減少や都市部での需要減退で、和牛のほか果樹と一部の野菜で、価格が大幅に下落しています。今回のコロナ禍で危機的状況にある生産農家も少なくありません。JAとしても、生産農家を支援するための方策を考えていきますが、行政においてもスピード感を持って、経済対策を講じていただけるよう願っています。

−−組合員の皆さんやJA事業の利用者にメッセージを。

地域に根差した協同組合として、常に自己改革に取り組んでおりますが、これからも多様化する組合員・利用者の皆さんと向き合うことにさらに力を入れます。そのために、JA事業に積極的に参加・参画してもらえる「アクティブメンバーシップ」確立に取り組みます。また、協同組合として女性部と青壮年部と共に、SDGs(持続可能な開発目標)に率先して参加し、けん引する役割を担っていきたい。「感謝」「報恩」「努力」を座右の銘に、周りの人たちに感謝し、恩に報い、私も努力を重ねます。組合員の皆さま、利用者の方々の、より一層のお力添えをお願い致します。

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