夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
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4代目籾木さん−和菓子でアマビエ様
◆ホッとするデザインで「かわいい」「面白い」と評判
「こんな時だから、笑いとほっとする時間を届けたい――」。延岡市大瀬町の老舗和菓子店「おがわ饅頭(籾木太郎代表)」の店頭に並ぶ、妖怪アマビエをモチーフにした練切(ねりきり)「アマビエ様」が話題を集めている。
アマビエは新型コロナウイルスによる感染症の終息を願って、このところ脚光を浴びている妖怪。江戸時代に熊本県の海に出現したとされる。全国的にこの妖怪をモチーフに、イラストや関連した商品が登場しているが、同店の練り切りも「かわいい」「面白い」と評判だ。
4代目の籾木代表(37)がアマビエのイメージを元に「味はもちろん、横顔から笑ってもらえるように」とデザインを考案。4色の練り切り生地を使って毎日手作りしている。今月8日から店頭に並べたところ、予想以上の反響があった。当初は期間限定で販売する予定だったが、「おかげさまで好評をいただき、やめられなくなりました。これからもしばらくの間は続けます」。
同店で炊き上げた特製の白あんと、もち米を合わせて練り切りの生地を作り、こしあんを包む。続いて胴体は青、髪の毛は赤、くちばしは黄色に色づけした生地を足しながら成形し、最後に黒ゴマで目を描いたら完成。
胴体のうろこと髪の毛の細い部分は、同店に代々伝わる和菓子の木型を使って形作る。髪の毛とくちばしの位置を見ながら、ほのぼのとした表情になるように一粒の〃目〃を載せていく。
細かな作業で時間もかかることから、「1日20〜25個作るのが精いっぱい」という。とはいえ、時には髪の毛をカールさせた〃レア物〃も交ぜるなど、籾木さんの遊び心もあふれる。
「こんな時だから」という言葉の背景には、売り上げの落ち込みもある。3月は何とか持ちこたえたが、4月下旬から今月初旬にかけては、商品を納めていた道の駅が休業するなど、前年同期比で3割近く減った。だからこそ、「自分ができること。気持ちがほっこりするお菓子で、お客さんに笑ってもらおう」とユニークなデザインにこだわった練り切りが生まれた。
日々の限定生産のため、販売は1家族につき2個まで。また、「お店に来てくれたお客さんをがっかりさせたくない」という思いから、今のところ予約販売は見合わせている。
籾木さんは、緊急事態宣言が解除される見通しになったことは明るい材料だが、すぐには元の日常に戻れないことも承知。それでも、〃アマビエ様〃が呼び込むお客さんの笑顔で、「目標は去年の売り上げを超えること。頑張ります」。そう力を込めた。