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「試合して終わりたかった」

本紙掲載日:2020-05-08
9面
齋賀哲也監督から今後の話を聞く延岡星雲女子バスケットボール部の3年生=7日、延岡市の同校

総体中止、生徒に悔しさと悲しさ

 「試合をやって終わりたかった」。そう話した延岡星雲女子バスケットボール部の吉岡樹凜さん(3年)の頬に涙が伝った。部活休止が長引き、久々に3年部員4人が集まった場で聞かされたのは、県高校総体中止の知らせ。集大成としていた目標がなくなり、部員の間には悔しさや悲しさが広がった。

 7日午前、体育館に集まった運動部の3年生に藤本格校長が中止の決定を伝えた。「先生としても非常に残念。冷静に受け止めて、今から何ができるかを考えないといけない」。藤本校長の言葉を生徒たちは静かに聞いていた。

 同校は学年末テストとも重なって2月中旬から今まで、まともなチーム練習ができていない。女子バスケットボール部主将の松岡愛華さん(3年)は「高校総体に向けて一生懸命練習してきた。どうやって切り替えていいのか、今は考えが落ち着かない」と悔しさをにじませた。

 マネジャーの吉村優希さんと甲斐千花さんも「総体をやってほしかったという気持ちが強い。最後の節目がないのは悲しい」と話す。

 3年生たちは後輩たちのことも心配する。昨年は高校総体へ向けて練習を重ねる間にチームの絆が深まったが、今年はそうした時間を後輩と過ごせていない。松岡さんは「後輩たちは大丈夫だろうか。心残りがある」と思いやる。

 同校は卒業後に進学を選択する生徒が多く、運動部は県高校総体を区切りとして受験勉強へと切り替える。今年はこうした区切りとなる場を用意できるのか先が見通せないため、学校側は生徒それぞれの気持ちを受け止めながら対応していくという。

 松岡さんは「バスケも勉強もどっちつかずになってしまう。ある程度距離は取ったほうがいいかな」と悩む。吉岡さんは「受験生だし続けられないかな。自分たちが目標にしていた8強を目指して2年生には頑張ってほしい」と思いを託した。

 県高校体育連盟副会長も務める藤本校長は「高校最後になるかもしれない大会で、なんとかできないかと協議を続けてきた。これから何ができるのかを状況を見ながら考えていきたい」と話した。


◇あると信じてやってきた−西森菜月・日向女子ソフトボール部主将

「みんなで休校中も総体までのカウントダウンをしていて、不安だったけど『絶対あるから』って信じてやってきた。先生から中止を聞いて受け入れられない。夢をかなえるために3年間頑張ってきたので悔しい。コロナの影響でこの現状が変わることはないから、収束して、県で一番を決める試合があれば優勝を目指したい」


◇幻となった目標は後輩に−井本天・延岡工男子ハンドボール部主将

「小学校からの集大成である大会を目標に頑張ってきたので、たとえ1%だったとしても優勝できる可能性を逃したとすれば残念。先生や保護者に恩返しできなかったことは悔しいが、切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長できる仲間と出会えたことが自慢。幻となった僕たちの目標『打倒秀峰』『県総体優勝インターハイ出場』は後輩に託す」


◇1、2年生のため練習を−清家野々花・高千穂女子剣道部主将

「剣道をするために、中学で大阪から来た。その6年間とみんなで励んできた日々を思い出すと悔しい。応援してくれる親や支えてくれる人たちに活躍する姿を見せられないのが残念。先生から中止を聞いた後、3年生でこれからのことを話し合った。稽古が再開したら、1、2年生のためになるように練習を頑張って、指導もしていこうと決めた」



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