臨時休校を２４日まで延長−延岡市教委

小中学校１８日から分散登校

　新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言の延長などを受け、延岡市教育委員会は７日、市内の市立小中学校の臨時休校の期間を２４日まで延長すると発表した。また、２５日の完全再開に向け、感染防止対策を十分に実施しながら、１８〜２２日に分散登校を行うなどの段階的な取り組みを進める。

　学校教育課によると、緊急事態宣言の延長に加え大型連休明けであることなどを考慮し、１０日までとしていた臨時休校の延長を決めた。１４日の政府専門家会議の緊急事態宣言の評価、対象区域からの解除などの状況によっては、再開を早める可能性もあるという。

　登校日については、１１日を一斉登校日とし、２時間程度で下校（給食なし）する。登下校時間などは、各学校から連絡する。１２日から１５日の間は登校日は設けない。

　分散登校（給食あり）の実施方法は各学校の実態に応じて設定し、１１日の登校日に各家庭に連絡する。児童生徒１人当たり、５日間で１〜２回の登校になる予定。通常授業ではなく、補充学習や休校中の課題の確認など学習活動を行うという。

　臨時休校中の対応としては、不要不急な外出や外部との接触をなるべく避けることとし、部活動や学校の体育施設の貸し出しも中止する。

　児童生徒の緊急避難的な学校受け入れや、放課後児童クラブに在籍する児童の午後１時までの小学校での受け入れは、登校日を含めこれまで通り行うが、感染リスクを避けるためにもできる限り家庭で対応してもらえるよう依頼している。

◆高千穂、日之影町小中校も２４日まで休校

　高千穂町教育委員会と日之影町教育委員会は７日、小中学校の臨時休校を２４日まで延長することを決めた。登校日はいずれも毎週火、金曜（１２、１５、１９、２２日）。

　五ケ瀬町教委は、臨時の校長会を開き、７日中に決定する予定。