最優秀賞は首藤さん（三須町）
本紙掲載日：2020-05-04
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延岡市が募集アイデア表彰
◆自宅で楽しく健康づくり
新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められる中、延岡市が募集した自宅でもできる楽しい時間の過ごし方の表彰式が２７日、市役所であった。市内外から応募があった１８アイデアの中から、首藤邦子さん（６８）＝同市三須町＝の健康づくり運動が最優秀賞に選ばれ、表彰状と副賞の３万円分の観光物産ステーション商品券が贈られた。
感染防止のため不要不急の外出を控えることによる在宅時間の増加に伴い、体力や気力の低下から市民の健康への影響が懸念されることから、市独自の対応策としてアイデアを募集。２２日に審査会を開き、最優秀賞１人、優秀賞３人、奨励賞５人を選んだ。
首藤さんは延岡市レクリエーション協会副会長を務め、長年にわたり学校や地域、公民館などに出向いて健康づくりを指導。これまで培ってきたレクリエーションや健康体操などをアレンジし、手指や足、口、頭などを使った脳トレや転倒予防などにつなげる運動方法を紹介した。
このほか、優秀賞には医療法人伸和会「東海園」（川島町）と小池光貴さん（妙見町）、上杉奈穂さん（浜砂）、奨励賞には日�眈涌譴気鵝文転訥�）と那須泰代さん（昭和町）、武田弘子さん（南一ケ岡）、あかねさん（日向市）、黒木伸一さん（東京都、延岡市出身）が受賞。それぞれ同商品券２万円分と１万円分が贈られた。
表彰式では、読谷山市長が謝辞とともに「受賞作品は動画配信などでＰＲし、市民が自宅で過ごす上で活用してもらえればと念願している」とあいさつ。最優秀賞の首藤さんは「いつでも、どこでも、一人でもできる内容。楽しく笑顔の健康づくりに役立てばうれしい」と話していた。
最優秀賞、優秀賞のアイデアについては、市のホームページなどを使って広く公表し、実際に自宅の運動などに活用してもらうことで、市を挙げて健康づくりに取り組む機運を醸成するという。
受賞作品の概要は次の通り。
【最優秀賞】
▽首藤邦子（三須町）＝歌に合わせて肩をたたく運動や指折り、椅子に座ったままできる下肢の運動方法を紹介
【優秀賞】
▽医療法人伸和会「東海園」（川島町）＝座って行える、食べこぼしやむせ予防の運動を紹介。タイトルは「健口体操」
▽小池光貴（妙見町）＝認知症予防体操の中で、自宅で一人でできるものを紹介
▽上杉奈穂（浜砂）＝食料品の買い出しを最小限にとどめ、冷凍野菜で栄養バランスの良い食事をとる方法を紹介
【奨励賞】
▽日�眈涌譟Ε瀬鵐好好織献�リズムマスター（古城町）＝ダンスの要素を取り入れた全身運動、ストレッチなどを紹介
▽那須泰代・トレーニングカフェＭＡＨＯＲＯＢＡ（昭和町）＝音楽に合わせた体操を紹介
▽武田弘子（南一ケ岡）＝写真付きの手紙を送ることで、人間関係を継続していくアイデア紹介
▽あかねさん（日向市）＝人を笑わせることで免疫力を高めるアイデアなどを紹介
▽黒木伸一（東京都、延岡市出身）＝ばんば踊りを用いたアイデアなどを紹介