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コロナリポート−経験ない落ち込み

本紙掲載日:2020-04-24
3面
営業の準備をする竹内代表(左)
延岡市春日町の国技館本店

春日町の国技館−時間短縮など自助努力

◆竹内代表「希望の持てる政策を」

 延岡市春日町の国技館(竹内圭介代表)は、カウンターや大小宴会場を備えるほか、仕出し料理の老舗として地元の人たちに長く親しまれている。コロナ禍はこの人気店にも容赦なく及ぶ。

 影響は2月から徐々に出始めた。3月は居酒屋・仕出し部門を合わせて前年同期比で45%も落ち込んだ。居酒屋部門に絞れば「70%から80%は減った」。

 4月に入ってからの落ち込みはさらに深刻。この3カ月は「例年10%程度の増減はあるが、ここまで落ち込んだことは過去に経験がない」。竹内代表は苦しい胸の内を明かす。

 3〜5月は繁忙期。3、4月は歓送迎会や花見客、5月にかけてのゴールデンウイークは同窓会に初節句、家族での食事など客足は絶えない。それがすべてキャンセルとなった。3月以降、2階から上の宴会場は一度も使っていないという。

 打開策として4月に入り、春日町の本店とイオン店(旭町)で、新たな持ち帰りメニューを打ち出した。一方で本店は夜の部を休止し、イオン店は午後9時までの営業時間を午後5時までに短縮した。知恵を絞り、自助努力を続ける。

 従業員は本店とイオン店でパートやアルバイトなどを合わせると約80人。夜の営業を休止している分、従業員のシフトにも頭を痛める。国の雇用調整助成金も視野に入れるが、それ以上に「宣言が明けた時に、『みんな戻っておいで』と言えるか、が気になっている」。

 先行きが見えないのが一番の不安材料で「これからも厳しさが加速していくことは明らか。早く日常に戻れることを切に祈るしかない」。

 緊急事態宣言が明ける5月6日以降も楽観はしていない。「国や県、市といった行政がどういう支援をしてくれるのか、それも可能な限り早く、と思う。苦しい店がもう少し頑張ろうと思えるような希望の持てる政策を」と強く望んでいる。

 店は竹内代表が生まれた1962年に先代の父・壽弥さん(故人)と母・佐代子さんが創業した。今、60年近い歴史の中で最大級の危機だということを実感しているという。

 経験のない苦境と向き合いながらも、仕出し料理や弁当を注文してくれる人たちへの感謝を忘れない。「不安は尽きないが、時間ができたからこそ、〃一人ひとりのお客さんを大切にする〃という商売の原点に立ち戻ることができた。その点は前向きに捉えています」と、経営者としての覚悟をにじませた。

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