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コロナリポート−キャンセル3千人超

本紙掲載日:2020-04-21
3面
延岡市安賀多町の松乃寿司
昼の営業に向けて準備をする竹井代表

延岡市安賀多町・松乃寿司経営の竹井さん

◆従業員40人の雇用守りたい

 「本日は予約のみのため、満席です」

 週末になると延岡市安賀多町の松乃寿司(竹井孝成代表)の玄関前には張り紙が掲示されるのが常だった。忘新年会や歓送迎会のシーズンには、半年前から予約が入る繁盛店。それが突然、状況が変わった。

 「最初のキャンセルの電話は、忘れもしない2月20日でした」と竹井代表。3日後に予約が入っていた80人規模の宴会だった。

 この日を境にせきを切ったようにキャンセルの電話が相次いだ。3月中は2千人、さらに5月までの日程で入っていた予約もキャンセルされた。その数は3千人を超えた。「それ以降、電話が鳴るたびにうつうつとした気持ちになった」と吐露する。

 これまでだったら、例えキャンセルがあっても、日常的に飛び込み客があり、キャンセル料など考えたことさえなかった。だから、失った予約の分はすべて大きな損失になった。

 同店はパートや正社員を含めて約40人の従業員を抱える。3月分の給料までは満額を支払ったが、新型コロナ禍の収束が見えない中で、経営的な不安は膨らむばかり。今月からは断腸の思いで、4分の3に当たる従業員を休ませた。

 残る従業員で店を回しているものの、客足が落ちているため、それでも人手は余る。昼間は通常通りに営業をしているが、20日から5月6日まで、仕出しとテイクアウトを除き、夜の部の営業を休止することに踏み切った。

 悩みは深く、助言された中には「一旦、全員を解雇して、失業保険を受け取れるようにした方がいい。そういう事業所も少なくない」という意見もあったが、決断はできなかった。

 しかし、新型コロナウイルスの脅威がいつ終わるのか、先は見えない。国はこの事態を受けて事業主を支援し、雇用を維持するための「雇用調整助成金」の特別措置(6月30日まで)を行っている。竹井代表はこの制度を申請して雇用を確保したままで次の戦略展開を模索する。

 厳しい状況にあることは変わらない。一方で、近ごろは窮状を知った友人や知人がいろいろと声を掛けてくれるようになった。それに背中を押されて、何とかしようと前向きに考えられるようになったという。「たくさんの方に励まされていることを実感している。今は苦しいが、私自身は気力もある。必ず元に戻してみせます」と気持を奮い立たせた。

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