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コロナ禍を乗り切る緊急インタビュー・高田重幸県飲食業組合延岡支部長

本紙掲載日:2020-04-20
1面
県飲食業組合延岡支部の高田重幸支部長

戦後最大の危機−どうかテイクアウト利用を

◆こんな時こそワンチームで

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で直接的な被害を被っているのが飲食店だ。緊急事態宣言が7日に7都府県、16日には全国に拡大されたことで、さらに外出自粛が広がった。飲食店の中には何とかこのピンチを打開しようとテークアウトを始めた店もある。コロナの影響は2月下旬から出始めたという県飲食業組合延岡支部長の高田重幸さんに話を聞いた。

――新型コロナ禍について。

 私たち飲食業に従事する者の生存権を脅かし、事業権や職業の自由を脅かす深刻な事態と受け止めています。2月下旬から徐々に影響が出始めて、3月には大打撃。4月は完全にお手上げといった状態で、320人いる組合は非常事態に陥っています。

――飲食店は大きな打撃を受けています。

 なじみのお客さんを持っている小さな居酒屋さんなどは頑張っています。大人数の宴席は減っていますが、10人以下の少人数での会合はまだあるようです。また、お昼の弁当を販売しているお店は、働く人が外食を控えていることが影響しているのか、売り上げが伸びているようです。

 一方で、組合員からは新型コロナによる自粛で、日本政策金融公庫への「つなぎ資金」融資申し込みが、爆発的に増加しています。15日までに相談数だけで70件。申し込みは50件に上り、既に申し込んでいる分には、まもなく融資が実行される見込みです。公庫には県下から申し込みが殺到していると聞いています。

――組合としての指導は。

 感染拡大防止策のため、手洗いや店内の消毒の徹底に努めるよう啓発に取り組んでいます。現状ではアルコール類がなかなか入手しにくいので、それに代わる物をそれぞれで調達して使ってもらうようにしています。

――持ち帰りなど活路を模索する店もあります。

 みんな智恵を絞っています。それぞれのお店で営業形態が違うので、それに合った戦略を取ってほしい。自粛が呼び掛けられている中、「3密」を避けることは感染拡大防止に必要だと思いますが、抑え込まれれば息抜きもしたくなります。飲食業の業態は幅広いし、地元の皆さんが、ライフスタイルに合ったお店を選んで、たまには家族で外で食事をしてもらう。それが「地産地消」につながるものであれば、さらにありがたい。晩ご飯にオードブルや仕出し弁当という選択もしてもらえればと思います。

――組合員にはどんな言葉を掛けていますか

 良い時だけの〃ワンチーム〃ではなく、こんな危機的な状況にこそ、組合員一丸となった〃ワンチーム〃をつくっていきましょうと呼び掛けています。「自分のところだけが苦しいんじゃない。本当に苦しい時にこそ団結すること。それで戦後の日本はここまで復興することができた」そう呼び掛けています。

――この事態をどう乗り切りますか

 われわれ飲食業は、「営業しなければ」という思いと「自粛しなければ」という思いのはざまにいます。一番難しい部分です。こんな時に行政主導で筋道を示してくれることを期待します。

 この新型コロナ禍は、戦後最大の危機であると認識しています。これを乗り切るためには組合員相互のコミュニケーションが大切です。一人で悩まないで、組合に相談してください。組合でできることは一生懸命やります。それでも解決できない時は、解決につなげられる窓口を一緒に探します。


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