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日向市が譲渡利用者の安全確保へ
日向灘沿岸に近く避難困難者が多数利用する日向市財光寺の障害者支援施設「白浜学園」(小林精子理事長兼施設長)で7日、津波対応型救命艇の安全祈願祭と設置式が行われた。
この救命艇は、新富町に工場を持つ味岡コンクリートグループ(本社・熊本市、味岡和國社長)が3月9日に日向市に寄贈したもの。市は6日まで、市役所西側玄関前広場に仮設置、展示した後、同施設に譲渡した。
祈願祭と設置式には小林理事長、寄贈者の味岡社長、十屋幸平市長、地元切島山2区の横川雅美区長ほか、救命艇を建造・販売している信貴造船所(本社・大阪府)の橘潤治社長、施設利用者の代表ら約30人が出席。神事は大御神社の新名光明宮司を斎主に、出席者が玉串をささげた。
続く設置式で、小林理事長は「万が一のことがないに越したことはないが、その時にはみんなで力を合わせて生き抜きたい。その大きな支えになる救命艇を頂き、お礼申し上げたい」と感謝の気持ちを表した。
味岡社長は「救命艇はみんなの守り神。みんなが助かることが一番だが、なるだけ使用しないことを心から祈っている」。また、十屋幸平市長は「施設の皆さんに安心して暮らすことができるのではないか。日頃から訓練で使っていただき、もし地震、津波が発生の時は、この救命艇を使って避難していただきたい」と呼び掛けた。
式では、小林理事長から味岡社長に感謝状が贈られたほか、救命艇に搭載できる食料や水など1週間分の災害備蓄品が同社から寄贈された。
◆県内で2カ所目の設置−小林施設長「独自の避難対策考えたい」
白浜学園は海岸線から約400メートルの場所にあり、海抜は約5メートル。利用者は45人で、昼間は通所のショートステイ12人も利用。利用者の平均年齢は51歳と高齢化、重度化が進んでいるという。近くには、市が2018年10月に設置した避難山(愛称ひなたやま)があるが、バスなどに乗せて全員を避難させるには時間もかかり、昼間は職員ら二十数人で対応できるが、夜間は3人となるなど解決すべき課題が山積していたという。
今後の訓練などについて、小林理事長は「施設独自の避難対策を考え、取り組んでいきたい。まずは利用者も職員も救命艇に慣れることが大事。日頃から中に入るなど、ゆっくりと着実にやっていきたい」と話した。
救命艇は、長さ9・79メートル、幅5・53メートル、高さ3・02メートル、重さ3・27トン、定員25人。FRP(繊維強化プラスチック)製で、浸水しても水に浮き、逆さまになってもすぐ元に戻るなど安全に避難できるという。
船内には、非常用電源となるソーラー蓄電池や洋式の簡易トイレを完備。費用は衛星イーパブ(緊急時に救援を求めるSOS発信機)設備を含め約1250万円。
日向市沿岸部では、南海トラフ巨大地震による津波の第1波到達時間は最短で17分、津波の高さは最大15メートルと県内でも大きな被害が予想されている。
救命艇は、このことを知った同社が社会貢献活動の一環として市に寄贈した。同社によると、県内での設置は宮崎工場に続いて2カ所目という。