部活動再開に笑顔
本紙掲載日：2020-04-02
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感染予防し１カ月ぶり−県立学校
県内全域の県立学校で１日、教育活動が再開され、まず部活動が始まった。県北地区では約半数の学校で、３月２日に臨時休校に入って以来１カ月ぶりに部活動が再開。各校では、国が示す「三つの条件」−�ヾ控い琉�い密室空間��多くの人が密集する空間�６甬�離での会話−が重なることを避け、さまざまな感染防止対策を行った上で、活動が行われた。
このうち延岡商業高校（大迫良三校長）では、陸上競技、ハンドボール、体操競技、バドミントンなど複数の部が活動。久々の仲間との活動に笑顔が見られ、グラウンドに笑い声が響いた。
同校はこの日行った職員会議で、感染予防対策の徹底を確認。各部の活動場所ごとに消毒液を配り、練習に用いた道具を消毒するなどした。
各部の顧問らによると、休校中は各自に自主練習などを呼び掛けた。部によっては、顧問が練習メニューを提案したり、チェック表を配布したりして、指導できない期間を乗り切ったという。
この日は、各部とも無理のない程度で練習。体操競技部では、顧問が「無理はしないように」と呼び掛け、筋力や感覚を戻すための練習を行った。
グラウンドで走ったり、ストレッチをしたりした陸上競技部主将の橋本涼平さん（３年）は、「みんなしっかりと一つ一つ集中して、考えて練習できた」と感想。休校期間中はこれからどうなるのか不安だったが、「今年が最後の高校総体になるので失敗できない」と、自主練習を重ねたという。活動再開に「みんなで練習することで競い合えるし、集中できるから良かった」と晴れやかだった。