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地産地消を「少人数なら例年通りに」

本紙掲載日:2020-03-27
3面

知事、飲食を伴う花見について

 河野知事は26日の定例会見で、県内では新型コロナウイルスの感染がただちに拡大する状況ではないとして、地域経済を底支えするために外食やレジャーに対して、県から一律には自粛を求めない考えを改めて示した。花見についても、「少人数であれば例年通り、花をめでながら飲食も楽しんでほしい」と話した。

 県経済団体協議会の意見を受けて13日に発表した「みんなで宮崎を元気にする行動プラン」では、〃地産地消〃を軸とした消費活動を推奨。その一環として、県民応募424件の中から選ばれた、

 地元宮崎を愛する思いを込めた「ジモ・ミヤ・ラブ」を合言葉に、新聞広告などを活用した呼び掛けに力を入れるという。

 その一例として、約1万5千人いる県職員には昼に週1回と夜に月1回の外食を勧め、それだけで2億円の経済効果があると説明。地産地消は具体案など10項目をまとめた行動プラン「今、私たちにできること」を、県庁ホームページをはじめ、経済団体などと協力して広く発信している。

 知事は「密閉空間や大人数の密集を避けるなど、県民一人一人が〃かからない〃〃うつさない〃を徹底しつつ、これまで通りの経済活動を続けてもらうことが大切ではないか」と語った。

 会見ではまた、大分県でのクラスター(集団的感染)発生を受け、隣県同士や九州単位など、県境を越えてのPCR検査体制が整備されたことも説明。要請があれば本県も受け入れるという。

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