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女性の守り神、虎御前ご開帳

本紙掲載日:2020-03-21
8面
孫2人と線香に火をともす山野内さん(20日、大貫町)
安産を感謝する下瀬さん(20日、別府町)

安産を祈願、出産のお礼も

 女性の守り神とされる「虎御前」のご開帳が20日、延岡市内3カ所の神社であった。妊婦や家族連れが参拝し、安産を祈願したり、元気な赤ちゃんが生まれたことに感謝したりしながら神棚に手を合わせた。

 ご開帳は、「春分の日」と「秋分の日」の年2回行われる伝統行事。各神社とも新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止を検討したが、消毒液の設置やお接待の自粛などの措置を取って実施した。

 このうち大貫町では、神社を代々守り続ける柳田太宏さん家族が対応。毎年2回、3歳と4歳の孫と訪れるという山野内淑子さんは「新型コロナウイルスに感染しないことはもちろん、孫が元気に育ちますようにと祈った」。

 別府町では、地元の高齢者クラブ「青葉会」の会員が8人体制で運営。2カ月の長男と両親の4人で参拝した下瀬志穂美さんは「(赤ちゃんが)無事に生まれたので、きちんとお礼を言いたかった」と話した。

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