研修医１１人、縫合技術競う
本紙掲載日：2020-03-12
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県立延岡病院でコンテスト
縫合技術の向上を目的に、県立延岡病院（寺尾公成院長）が研修プログラムの一環として毎年開く「縫合コンテスト２０２０」が２０日、同院の２階講堂であり、参加した研修医１１人が腕前を競い合った。
ガウンや手袋を着用した研修医は、合図とともに一斉に施術を開始。針を持つための持針器とピンセットを器用に操作しながら、豚皮に付けられた１０センチの切開創を制限時間の１２分内に縫い合わせ、約半年間の練習の成果を発揮した。
評価基準は�〇兩���道具の取り扱い�Ａ反イ魄Ω酖�に扱っているか�し豐匹鯒�る「結紮（けっさつ）操作」のスムーズさ�セ転紊�り―の５項目。医師と看護師９人が審査し、そのほかの職員は手技を見守った。
結紮強度を競うコンテストも行われ、総合点で宮崎大の永友克己さん（木城町出身、２８）が優勝。「今回で２回目で去年よりうまくできたと思う。循環器内科に進み、延岡病院の先生方のような情熱のある医師になりたい」と話した。
閉会のあいさつで土居浩一副院長は「どれも出来栄えが良く、接戦だった」と評価。指導した呼吸器外科部長の能勢直弘医師は「結紮、縫合はどの科に進んでも基本的な手技。これからも研さんしてほしい」とエールを送った。