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新型コロナ、早期終息願って

本紙掲載日:2020-03-10
2面
神事のみを行った坂本稲荷神社の初午大祭

坂本稲荷神社で初午大祭−延岡市吉野町

 延岡市吉野町の坂本稲荷神社の初午大祭は8日、同町の吉野営農集会所であった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小。神事のみを行い、参拝者の家内安全や新型コロナウイルスの早期終息を願った。

 例年は神事の後に神楽や子ども相撲の奉納、九州保健福祉大学の学生による演芸のほか、煮しめやかっぽ酒の振る舞いなどがあり、地区内外から100人以上が集まる。柴田文孝世話人代表によると、「七つある地区の行事の中で一番盛大」という。

 今年は、神社近くの同集会所に神棚を設けて神事のみの実施。入り口でのアルコール消毒や換気など防止策を講じた。

 宮司が参拝者の名前を一人ずつ読み上げて家内安全や所願成就を祈願。吉野区の高橋政治区長と柴田代表、来賓の読谷山洋司市長、荒井崇副市長が玉串をささげ、参列者全員で新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。

 柴田代表は「早く新型コロナウイルスが終息することを願っている。来年はいつも通りに開催したい」と話した。

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