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入所者にすし振る舞う

本紙掲載日:2020-03-03
7面
入所者にすしを振る舞う羽柴代表(右)

さくらの杜で廣寿司−目の前で握って提供

 延岡市新町のすし店「廣寿司(ひろずし)」の羽柴昌威代表は2月25日、同市夏田町のグループホーム「さくらの杜(もり)」=安間郁子ホーム長=を訪れて、入所者の昼食にすしを振る舞った。施設では普段の食事に生魚を提供していないことから、安間ホーム長らのアイデアで「早めのひな祭りのお祝いとしてお願いできないか」と羽柴代表に打診したところ、快く引き受けてくれたという。

 特別な日の昼食として、羽柴代表がマグロ、ブリ、エビなどのにぎりや巻き物といった数々のすしを用意。にぎりはお年寄りが食べやすいように、口に運ぶ直前、羽柴代表が半分に切って提供した。

 目の前で職人が握ってくれるすしに、17人の入所者も大喜び。職員が作ったお吸い物と天ぷらも並び、テーブルはにぎやかになった。普段以上に食が進み、好みのネタを追加注文する人もいて、和やかで楽しい食事タイムとなった。

 羽柴代表は「魚は地元で取れたものを使った。こちらの施設には初めて来たが、皆さんがいつもよりたくさん食べてくださったと聞くと、やはりうれしい」と笑顔。安間ホーム長も「おすし屋さんにはなかなか行けないので、皆さんに楽しんでもらえた。これからも地域に密着した細やかなサービスを続けていきたい」と話していた。

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