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デイリー健康大学延岡会場

本紙掲載日:2020-02-24
3面
講演した日高内科医院の馬場佳子院長

日高内科医院・馬場院長が解説

◆高血圧、最も多い生活習慣病

 公益財団法人デイリー健康福祉事業団(松下勝文代表理事)の第27期デイリー健康大学は18日、延岡市本小路の同市社会教育センターで延岡会場の第2回講座があり、日高内科医院(同市平原町)の馬場佳子院長が「高血圧について」をテーマに語った。

 馬場院長は、高血圧が日本人に最も多い生活習慣病であり、脳卒中や心筋梗塞などの原因になることを指摘。高い脈拍数にも注意が必要で、血圧の測定とともに脈拍数もチェックするよう呼び掛けた。

 高血圧の分類では、「特に危険」という早朝高血圧について、「診察室で測ると正常で治療がうまくいっているように見えるため見過ごされやすく、気付かないうちに脳卒中や心臓病のリスクが進む危険性がある」と説明。家庭でも血圧を測る重要性を述べた。

 「減塩」についても話し、日本人は世界的に見て塩分摂取量が多いことや、塩分が血圧を上げる理由などを説明。「減塩によって血圧が下がり、薬の効き目もよくなるので一石二鳥。薬が少なく済み、医療費も安くなる」と述べた。生活習慣の修正ポイントや減塩のこつも紹介した。

 質疑応答では、受講者の男性が「夜寝ていると、いびきをかいて、息が止まる。それも血圧が上がるのだろうか」と質問。馬場院長は「リスクが高いので、治療をされるといいと思う」と答えた。

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