体力つくり優良校を表彰

県北から５校が受賞・県教委

　２０１９年度県体力つくり優良校の表彰式が１４日、宮崎市の県電ホールであり、県北からは川島小学校（延岡市）、八戸小学校（日之影町）、椎葉中学校（椎葉村）、五ケ瀬中等教育学校（五ケ瀬町）、延岡高校（延岡市）が受けた。

　同優良校は、体力向上に実績を上げている学校を顕彰するもので、今年度は県内７小学校、４中学校、３高校が選ばれた。

　川島小は課題だった５０メートル走と２０メートルシャトルランの対策として、登校後の遊びでサッカーや鬼ごっこを奨励。体育集会で持久走の回数を増やしたほか、遊具を使った運動などで握力に励んでいる。

　八戸小は柔軟・体幹運動、時間走などで準備運動を工夫。朝の時間の簡単なストレッチや一輪車、縄跳びなどで運動の日常化に努めている。

　椎葉中は体育でグーパー法や腕立て伏せなどの補強運動を行っているほか、昼休みに生徒会主催のレクリエーションで運動量を確保。部活合同のトレーニングなども通して体力向上に励んでいる。

　五ケ瀬中等は授業始めの５分間にストレッチや腹筋、腕立て伏せなどの「五ケ瀬体操」を取り入れ、駅伝や長距離走や水泳大会、スキー教室、わらじ遠足なども実施している。

　延岡高は腕立て伏せ、体幹など７種類の補強運動で運動量の確保と体力向上に励み、生徒会主体で年２回のクラスマッチを行うなど、全校生徒が積極的に運動に親しんでいる。

　式では、亀澤保彦県副教育長が１４校の校長に盾を贈り、「周りの学校も刺激を受け、県全体が体力向上することで、６年後の国民スポーツ大会での本県選手の活躍につながれば」とあいさつした。

　この日はまた、新体力テストの結果が２年連続で向上した学校に贈る体力つくり奨励賞を受賞した５４校も発表され、県北からは小学校、中学校各９校が選ばれた。

　県北関係の受賞校は次の通り。

【体力つくり奨励賞】小学校＝富高、寺迫、平岩（以上日向市）荒谷（諸塚村）北郷、南郷（以上美郷町）岩戸、押方（以上高千穂町）鞍岡（五ケ瀬町）▽中学校＝南浦、東海、北川、旭、黒岩、恒富（以上延岡市）南郷（美郷町）上野、田原（以上高千穂町）