夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
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価値ある〃観光地域〃づくりへ
◆環境負荷を低減して後世に
−−会長に就任して約7カ月がたちました。
私は、今後の観光について、「九州は一つのチーム」という視点で展開していくと思っています。就任後、あいさつも兼ねて九州各地のいろんな組織の方々と構想に関する意見交換をずっとやってきました。これは広域連携のプロモーションという形で動き始めているところです。
忙しいですが、観光、地域づくりという面から社会を見ることができ、私個人や自分たちの組織がどう地域社会に関わるのかを見ることができる非常にありがたいポジションだと思っていますね。
−−高千穂町の観光の現状を教えてください。
昨年から今年にかけては香港を中心とした中国、台湾、シンガポールなどアジア系の方々が着実に増えています。今、韓国との関係は冷え込んでいますが、幸いにして高千穂はさほど影響は受けていません。また、明らかにヨーロッパ系の人たちが増えていますね。
神話と伝説のまちと言われる高千穂の土地柄や魅力が改めて認識されていると感じます。
−−昨年2回、高千穂峡の駐車場閉鎖や貸しボートの宿泊者優先などの実証実験を行いました。
貸しボートはゴールデンウイークに9時間半待ちという状況が発生。貸しボートに乗れなかったたくさんの人、乗るために車中泊をする人がいました。果たしてこの状況が人々にとって本当に楽しい観光になっているのか、ということです。
多くの人に来てもらうことだけに傾倒する考えを改め、持続可能で地域の未来にとって価値のある観光に変えていこうという考えが実証実験のベースになっています。実験では、楽しんでもらう観光にするための受け入れ態勢などいろんな検討材料が得られました。
−−先月、「未来に向けた観光地域づくりの活動計画」と、その一環として貸しボートの料金と「高千穂神楽」の拝観料の値上げを発表されました。
若い人に魅力のある職場、暮らしがある社会をつくっていくために観光協会は何ができるのか。基本は、観光を地域社会にとって社会的、経済的により良いものにすること。観光が地域社会の中で価値を持つ流れをつくること。〃観光地づくり〃ではなくて〃観光地域づくり〃です。また、私たちには、環境負荷を低減して高千穂にしかない素晴らしい土地柄、文化、自然、景観などをしっかりと後世に残し、伝えていく役割があります。
そのためには持続可能な計画、財政的な裏付けが必要です。料金の高い、安いはそれぞれの評価があると思いますが、約半年間、十数回の検討会を開いて結論を出しました。貸しボートはより安全で快適に楽しんでもらいたい。古いライフジャケットやボートを更新し、岸壁の安全管理などをより充実させたいと思っています。
夜神楽では、小さい頃からのふるさと教育の重要性を感じています。
そのほか、観光地だけでなく地域全体の情報発信、人材の教育や育成に取り組み、小学生―高校生に地域の魅力を伝える教育プログラムも研究していきたいですね。
−−今年の抱負をお聞かせください。
観光協会は観光庁から地域DMO(観光地域づくり)法人に登録されています。地元の関係機関・団体でつくり、広域で連携している組織です。計画を形にするには、この関係者の方々に今までお話ししたことを共通理解として持ってもらわなければいけません。今年は、いろんな機会を通してこの理解を深めてもらうことをテーマにしたいと考えています。