「ひなたＷＯＭＡＮ」（30）城山ふとん店（延岡市）・松田陽子さん

快眠提供で皆を幸せに

　１９７２年創業の寝具店の３代目。県内あちこちのイベントにも積極的に出店し、「信用と技術で奉仕」をアピールする。

　「自社工場でのオーダーメードを含む各種布団、毛布などの販売や、布団のリフォーム、最新設備を導入しての清潔第一の貸布団、預かった寝具を１日で仕上げられるクリーニング事業に取り組んでいます。毛布のへりの修理も好評で、全国から多くの依頼をいただいているんですよ」

　睡眠環境寝具指導士でもある。多くの方から相談を受けるが、眠りの質を上げるには、まずは敷布団という。

　「ポイントは寝返りがしやすいこと。あとは枕とのバランスですね。快眠を通じて皆に幸せになってもらいたいと思います」

　高校卒業後、県外で働いていたが、夜遅くまで働く両親を手伝おうと２２歳で帰郷。通販サイトの開設などに携わった。

　「４人のパートさんとともにアットホームな環境で、伸び伸びと働いています」

　小学２年の息子と山や川に出掛けるのが最高の息抜き。健康目的で始めたパワーリフティングは、県大会で優勝を狙えるほどの重量を挙げられるようになった。ボルダリングも親しむ。

　女性がもっと輝ける社会をと、県内に住む仲間５人と「宮崎ひなたの和」を結成。２２日はその第一弾として、著名講師を宮崎市に招き、夢をかなえる秘訣などをテーマに講演会を開催する。

　「ワクワクすることが好き。『恩送り』という言葉を大事にしています。今までいろんな方から受けた恩を、そのまま次世代に送っていく、還元していくことで県北、宮崎を元気にし、自分の人生も豊かにしていきたい」

（毎週火曜日掲載）