木山監督「熱烈な応援を力に」

ベガルタ仙台歓迎レセプション

　２０年連続の延岡春季キャンプを行うサッカーＪ１ベガルタ仙台の歓迎レセプションが、３０日にエンシティホテル延岡であった。

　今季からチームを指揮する木山隆之監督は「盛大な歓迎に延岡とのつながりの深さを改めて実感している。この熱烈な応援を力に変えて、行けるところまで戦い続け、上位を目指したい」と誓った。主催はＮＰＯ法人アスリートタウンのべおかと市サッカー協会。

　主催者を代表し、同法人の尼ケ塚将義理事長は、これまで２０年の歴史に感謝し「延岡の地からワンチームとなって、これからも応援し続けたい」とあいさつ。

　来賓の読谷山洋司市長は、競技場そばに室内練習場にもなる防災施設を設計中と話し「風雨でも予定通りに練習できるようになる。開幕を意識して本格的に練習できる場所で、確実な成功に向けて力を付けてほしい」と呼び掛けた。

　壇上では、歓迎の花束や協賛団体からさまざまな激励品が贈られ、今年のキャンプスポンサー９４団体を代表し、延岡商工会議所の吉玉典生会頭が菊池秀逸社長に目録を手渡した。

　エンシティホテル延岡は２０周年を祝うケーキをプレゼント。ろうそくの火を消した菊池社長は、歓迎に感謝を述べて「新監督を迎え、７人の選手が加わった。今季のテーマは熱結。ピッチからあふれる情熱を皆さんに届けたい」と話していた。

　レセプションには市民ら約４００人が出席。子どもたちは選手にサインをもらったり写真を一緒に撮ってもらったり、チームのマスコットキャラクター「ベガッ太」君と触れ合うなどして交流を楽しんだ。

　チームは２８日に来延。西階陸上競技場で２月９日までキャンプを行う。期間中は基本的に見学可。ただし同５、９日は非公開。日程はチームの公式ホームページで確認できる。


◆河野知事を訪問−菊池社長

　ベガルタ仙台の菊池社長は３０日、県庁に河野俊嗣知事を訪問。河野知事は「東京五輪代表などベガルタから大きく育つ選手を宮崎で鍛えてほしい」と激励した。

　ベガルタは２月９日まで西階、同１０日から宮崎市の県総合運動公園でキャンプを行う。宮城県サッカー協会の大久保芳雄会長も同席し、東京五輪の男女サッカー競技が仙台で開催されることなどを紹介。

　菊池社長は「新監督、新体制の新生ベガルタ。一からのスタート」と話していた。