日向市２０２０年度当初予算案

主な事業−細島小改築３億１５１０万円

◆東京オリ・パラホストタウン事業８８８万円

　日向市は２４日、２０２０年度の当初予算案を発表した。一般会計の総額は２９１億円。１９年度当初比では３・６％（１０億８０００万円）減少した。任期満了に伴う市長選を３月に控え、義務的経費を中心とした骨格予算。新規事業は３件で総額１２５０万円、拡充事業は１７件で前年度事業費から増加額の総計は総額４億５０１万円、残りは継続事業。予算案は３１日開会の市議会第１回定例会に提案する。

　主な事業は次の通り（「新」は新規事業、「拡」は拡充事業、「継」は継続事業）。

【未来へつなげる人づくり戦略】
◇高校魅力向上支援事業＝１０９万円（継・市内の県立高校が行う魅力ある学校づくりや未来を担う人材づくりの取り組みに対する支援）
　
◇外国語教育推進事業＝３６３１万円（拡・英語教育を充実させるため英語指導助手を２人から３人に増員など）

◇コミュニティ・スクール活性化推進事業＝３１３万円（拡・地域ぐるみでさまざまな教育活動を支援するため、地域学校協働本部を新規で２本部設置する）

◇細島小改築事業＝３億１５１０万円（継・校舎改築に併せ公民館機能を備えた県内初の複合施設を２０年度内に着工、２１年度までに整備予定）

◇重要伝統的建造物群保存地区保存整備事業１４１６万円（継・特定物件および修景物件の修復や塗装などへの補助）
　
◇牧水顕彰事業５１９万円（拡・牧水短歌甲子園記念誌の作成ほか）

【活力を生み出すにぎわいづくり戦略】
◇東京２０２０オリパラ・ホストタウン事業８８８万円（新・市で実施する聖火リレーの事業費やトーゴ共和国との交流事業費）
　
◇定住促進事業５９４万円（継・東京圏から移住し、就業、起業した移住者に対する支援金の給付など）

◇へべす振興対策事業＝４５０万円（継・へべす発祥の地としての県内外での知名度向上と消費拡大に向けた取り組みを強化）

◇林業成長産業化地域創出モデル事業＝３３１万円（拡・市内の高校および林業関係団体と連携し、現地見学会やワークショップの開催など）

◇サーフタウン日向推進事業＝１２７９万円（継・交流や移住人口を増やすためのプロモーション活動の委託料やビーチスポーツ体験会開催の補助金など）

【笑顔で暮らせるまちづくり戦略】
◇地震・津波防災施設整備事業＝１１８９万円（継・松原避難山の照明、あずまやの整備など）

◇地域生活交通対策事業＝５４０６万円（拡・細島地区の乗り合いタクシーの運行継続など）
　
◇地域コミュニティの活性化・活動支援＝８２４万円（継・自治公民館の新築および改築の補助金など）

◇子供の未来応援地域ネットワーク形成支援事業＝１１９万円（拡・居場所づくり活動の一環として学びスペースを２カ所から３カ所に増設する）

◇ヘルシースタート事業＝９１５３万円（継・妊娠期から出産後の新生児期、乳幼児期などのライフステージごとに切れ目なく医療や保健福祉サービスの支援を行う）

【その他】
◇ごみ処理事業＝１億７３９４万円（継・４月１日から完全民営化する一般廃棄物収集運搬業務などの委託費ほか）

◇教職員の働き方改革推進事業＝４００万円（新・授業の準備や採点業務の補助などを行うスクールサポートスタッフを５人配置する）

◇財光寺南土地区画整理事業＝９億２０００万円（継・建物調査３５棟、家屋・工作物移転補償２９戸４０棟、宅地造成、道路舗装、排水工など）

◇駅周辺土地区画整理事業４億７０００万円（継・建物、営業調査９件、建物移転補償８戸１０棟、舗装、排水工など）