日向市２０２０年度当初予算案

本紙掲載日：2020-01-25

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一般会計２９１億円

◆市長選控え骨格予算－新規事業などは補正で

　日向市は２４日、２０２０年度の当初予算案を発表した。任期満了に伴う市長選（３月１５日告示、同２２日投開票）を控え、政策的経費や新規事業を補正予算に回す骨格予算の編成。一般会計の総額は２９１億円。１９年度当初比では３・６％（１０億８０００万円）減少した。同予算案は３１日開会の市議会第１回定例会に提案する。

　第２次市総合計画・前期計画の最終年であることから、重点戦略である「若者に選ばれるまち〃日向〃未来づくり戦略」について、引き続き「未来へつなげる人づくり」「活力を生み出すにぎわいづくり」「笑顔で暮らせるまちづくり」の三つの戦略を施策に取り入れながら、各種事業を推進していく。

　また、将来にわたって安定した市民サービスを提供していくため、２０年度が最終年となる「市行財政改革大綱」に基づく取り組みを着実に進め、中長期的な視点に立った健全で持続可能な行財政運営を目指すという。

□歳入

　根幹となる市税は、７５億４０９２万円で、前年度比１億２４３７万円（１・７％）増を見込み、全体に占める割合は２５・９％。市税や繰入金、諸収入などを含む自主財源率は３６・８％の１０７億１５５１万円を計上した。
全体の６３・２％を占める依存財源１８３億８４４８万円のうち、地方交付税は２２・２％となる６４億６４０６万円、前年度比では１億８２０６万円（２・９％）増を見込む。このほか、国庫支出金５４億７５５２万円（１８・８％）、県支出金２６億２５４万円（８・９％）など。
借金に当たる市債は、前年度比１１億５３７５万円（３５・４％）減の２１億８６９万円。全体に占める割合は７・２％となった。

□歳出

　人件費は前年度比３・４％増の５１億８５９７万円。社会福祉費と児童福祉費などの扶助費は同０・４％増の８４億１３４３万円。生活保護費は昨年度と同額の１３億３０００万円。公債費を加えた義務的経費は全体の５８・６％に当たる１７０億５７４１万円。
　投資的経費のうち、普通建設事業費は前年度比で１４・２％減、金額にして４億６１７３万円減って２８億２２万円。主な事業は財光寺南土地区画整理、駅周辺土地区画整理、細島小改築事業、重要港湾等整備など。