第５８回延岡西日本マラソン

本紙掲載日：2020-01-23

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がっちりと握手し大会成功を誓う左から寺村ＵＭＫ社長、読谷山延岡市長、濱井旭化成延岡支社長

２月９日、午後０時５分号砲

◆過去最多７６５人がエントリー

　第５８回延岡西日本マラソンは２月９日午後０時５分から、延岡市役所を発着点とし日向市原町を折り返す日本陸連・国際陸連公認コースで行われる。エントリー数は過去最多で、招待選手８人を含む実業団と一般市民の男女計７６５人。旭化成からは松尾良一、吉村大輝、有村優樹の３選手が出走予定で、元日のニューイヤー駅伝でアンカーを務めた鎧坂哲哉選手がペースメーカーとなる。松尾選手が、２連覇を達成した５５回大会以来３年ぶりの地元勢優勝と大会新記録を目指す。

　事務局は２３日午前、同市役所で記者会見し、概要や見どころなどを説明した。

　大会は九州陸上競技協会、延岡市、ＵＭＫテレビ宮崎などが主催し、旭化成が特別協賛する。同市の市政３０周年を記念し１９６３年に創設され、今では九州３大マラソンの一つに数えられる。これまでに広島日出国さんや宗茂さん・猛さん、川嶋伸次さんら日本長距離界を代表する名ランナーを輩出しており、「若手の登竜門」としても広く知られている。

　今回は全国３７都道府県から男子７２２人、６年目となる女子の部に４３人がエントリー。大会記録（２時間１１分５秒）に迫る自己ベストを持つ糟谷悟選手（トヨタ紡織）ら強豪実業団の若手や中堅も名を連ねており、多彩な顔ぶれとなった。

　記者会見には、大会名誉会長の読谷山洋司市長とＵＭＫの寺村明之社長、特別協賛社の旭化成の濱井研史延岡支社長が出席。

　読谷山市長は「沿道の声援が選手の糧になる。皆さんの温かくて力強い応援をお願いしたい」、寺村社長は「全国のマラソンファンに未来ある若手選手のエネルギッシュな走りをお届けしたい」、濱井支社長は「東京五輪・パラリンピックにつなげていくためにも、今大会が成功、盛り上がりを見せることを願っている」と述べた。

　今回もＦＮＳ九州７局で完全生中継され、当日午後１１時からはＵＭＫ制作の９０分ダイジェストもＢＳフジで放送される。また、市役所第１駐車場には１８０インチの大型モニターを設置したマラソンプラザもオープンする。