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17日から師走祭り

本紙掲載日:2020-01-17
3面
海中みそぎで身を清める比木神社の一行(17日午前9時20分ごろ、日向市金ケ浜)

比木神社の一行−金ケ浜でみそぎ

◆17日夕、神門神社近くで迎え火

 美郷町南郷の神門神社と木城町の比木神社に伝わる百済王族の亡命伝説にちなむ「師走祭り」が、17日から始まった。19日まで、神門神社周辺で1300年以上守り継がれる祭事が行われる。

 「上(のぼ)りまし」と呼ばれる初日は、王族の長男・福智王を祭る比木神社の一行が早朝に同神社を出発。父・禎嘉王が漂着したといわれる日向市平岩の金ケ浜で神事を行い、身を清めた。

 最初の祭事「海中みそぎ」では、同神社の総代や神楽の舞い手の男衆7人が、白ふんどし姿で真冬の海へ。ご神体に水がかからぬよう配慮しながら、打ち寄せる波を何度も耐えていた。

 5年連続で参加しているという氏子総代の吉岡和洋さん(63)=木城町高城=は「今年は寒いし、波も高かった。健康と家庭円満を願いました」と話した。

 一行はその後、次男の華智王が祭られている同市東郷町の伊佐賀神社で神門神社の一行と合流。王族父子が1年ぶりに対面した。

 17日午後6時ごろからは、神門神社近くの一本鳥居で迎え火が行われる。高さ10メートルに及ぶスギやぐら約30基が燃えさかる中、一行が神門神社へ向かう。

 祭りは、異国の地で離れ離れに祭られている王族のみ霊を慰める祭事。その昔、滅亡した百済から日本に逃れた王族が、しけで金ケ浜などに漂着。それぞれが奥地に入り、のちに神として祭られた。祭りでは、比木神社に祭られている福智王が、禎嘉王を祭る神門神社を訪ねて約90キロを巡行し、年に1度の再会を果たす。

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