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古札焼納祭どんど焼き−春日神社

本紙掲載日:2020-01-14
3面
しめ飾りやお守りなどを燃やす火で餅を焼く参拝者

幸福や健康祈る−延岡

 昨年のお札やお守りを焼納する「古札焼納祭」と正月用のしめ飾りなどを焼納する「どんど焼き」が13日、延岡市恒富町の春日神社(木村健男宮司)であり、多くの参拝者でにぎわった。

 木と木をこすって採火する「火切り神事」でおこした火を、木村宮司が境内に掘られた焼納場のしめ飾りやお札に点火。火は勢いよく燃え始めると、瞬く間に真っ赤な火柱になって立ち上った。

 訪れた人たちは、用意された約4メートルの竹の先に餅を刺し、その炎で焼いて食べ、今年の幸福や健康などを願っていた。ぜんざいやかっぽ酒の接待もあり、多くの人が列を作っていた。

 木村宮司は「今年は子(ね)年。新しい命の兆しや新たな動きがあると言われる縁起の良い年です。皆さんも新しい一歩を踏み出す良い年にしてほしい。今年一年、穏やかな日々が続いてもらえれば」と話した。

 毎年訪れるという山本祥子さん(南小6年)は「家族が健康に過ごせるように祈願しました。お餅を食べるのが楽しみ」、弟の真之さん(同4年)は「無病息災を祈願した。勉強も頑張ります」と抱負。

 同市山下町の今山八幡宮のしめはやし(どんど焼き)は、15日午前10時から拝殿前で行われる。

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