今年の選挙－日向市長選と五ケ瀬町議補選

本紙掲載日：2020-01-09

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　２０２０年の県北地域は、３月３０日に任期満了を迎える日向市長選と、議員死去に伴う五ケ瀬町議補欠選挙が行われる。

◆３月１５日告示２２日投開票－日向市長選

　３月１５日告示、２２日投開票。これまでに現職で２期目を目指す十屋幸平氏（６５）＝日向市財光寺＝と、新人の主婦竹花恭子氏（５７）＝同市高砂町＝が立候補を表明している。いずれも無所属。

　十屋氏は同市議を２期途中まで務めた後、県議会議員を３期務め、副議長や監査委員などを歴任。１６年３月の市長選に初当選し、現在１期目。

　昨年９月の市議会で正式表明。「総合体育館の建設に向けた検討を始めた一方で、東郷病院の在り方や財政健全化など課題も山積している。これまで培ってきた実績や経験、人脈などを生かし、次期も引き続き市政運営を担わせていただきたい」と述べた。その上で「今後の４年間は本市の未来に向けたまちづくりにとって大変重要な期間。若者に選ばれる『市民一人ひとりが主役のまちひゅうが』の実現を目指して先頭に立って取り組みたい」と市政の継続を訴えている。

　竹花氏は名古屋市出身。専門学校神田外語学院（東京都）卒。電子部品メーカーに就職後、結婚を経て、夫の仕事の関係で兵庫県宝塚市から１７年８月、同市に転入した。

　昨年１２月２３日に行った記者会見で「『無投票だとまずい。いい機会だから市民の声を届けてほしい』との仲間の声を受け、縁をいただいた。日向を変貌する活動に取り組みたい」などと語り、立候補の意向を表明した。

　「１８～２５歳の人口が少ないと知り、このままでは人口減に拍車が掛かると危機意識が芽生えた」と述べ、「めぐみの東郷わくわく日向」をキャッチフレーズに掲げ、①東郷病院の存続と医師確保②企業誘致③里海、里山の環境保全――などを訴えていく。

　同市の昨年１２月２日現在の選挙人名簿登録者数は５万７８２人（男性２万３９９４人、女性２万６７８８人）。

◆２月４日告示９日に投開票－五ケ瀬町議補選

　五ケ瀬町では、昨年１２月に町議会議員が死去し、定数９に対して欠員２となった。町議会議員補欠選挙が２月４日に告示、同９日が投開票。

　同町では２０１７年１２月に当時の副議長が死去。それに伴う補選が昨年５月にあったが立候補者がいなかったため、これまで議員８人で運営してきた。

　さらに、昨年１２月に町議会議員が死去。欠員が定員の６分の１を超えた場合は補選を行うという公選法の規定により、五ケ瀬町選挙管理委員会（興梠美代喜委員長）は１２月２６日の会議で、町議会議員補欠選挙（被選挙者数２）を実施することを決めた。

　立候補届け出手続きおよび選挙運動説明会は今月１４日に町役場で行われる予定。

　町選管によると、同町の選挙人名簿登録者数は３１６９人（男１５３６人、女１６３３人）＝昨年１２月１日現在＝。