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11月11日は介護の日−日向市

本紙掲載日:2023-11-11
7面
【写真説明】上映前に「映画を見て認知症でも元気に過ごしている人がいることを知って」と講話する二宮嘉正院長(右)

イメージ変えるきっかけに−オレンジ・ランプ上映会

 公益社団法人認知症の人と家族の会宮崎県支部・日向地区世話人の月原美由紀さん(44)は「認知症」に対する誤った認識を変えるきっかけにと、日向市文化交流センターで「若年性アルツハイマー型認知症」をテーマにした映画「オレンジ・ランプ」の上映会を開いた。

 39歳で認知症と診断されながら、10年後の現在も会社に勤務し、認知症との共生の道を歩んでいる宮城県の丹野智文さんをモデルに作られた作品。診断を受けた日を境に変わっていく生活の中で変わらないものと、戸惑いながらも認知症の症状と向き合っていく家族を温かく描いている。

 上映前には、医療法人向洋会協和病院院長で認知症疾患医療センター長の二宮嘉正医師(67)が講話。65歳以前に発症したものを若年性認知症と呼び、進行が速く男性に多い特徴があるという。働き盛りの時期に発症することが多いため、経済的に不安定となり、高齢の親世代が介護者になることが問題となっていることを話した。

 二宮医師によると、認知症を完治させる薬はなく、現在ある薬は進行を遅らせるものだという。「完治する薬を飲んでいる訳でもないのに、(映画のモデルである)丹野さんはどうしてここまで元気なのだろうと不思議。普段患者さんと接していても、まだできることがあるのではと思わされる」と話し「患者さん本人や周りの方が『もう仕方がない』と諦めてしまったら、我々は何もできない。認知症でもいきいきと暮らしている人がいることを知ってほしい」と呼び掛けた。

 「『認知症=ネガティブで何もできない』という認識を変えるきっかけをつくりたかった」と思いを語る月原さんは、2014年に母親が認知症と診断を受け、以来介護に当たっている。知人から勧められた認知症の人と家族の会で、同じ境遇の介護者と話し合えたことで救われたという。

 同会の世話人となってからは「介護予防の教室は多いが、介護をする人を支える場所は少ない。行政の力も借りながら、介護者が支え合って語り合える場をつくりたい」と、介護者や男性介護者の集いを開くなど活動を続けている。
 
 「以前より認知症の方を支えたいという人は増えているが、どう関わるかを自分たち志向でしてしまう。まずは、どうしてほしいかと思いを聞いてみて。それが『寄り添う』第一歩になると思う」と訴えている。

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