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自治体DX推進へ−日向市

本紙掲載日:2023-04-27
3面
辞令交付を受ける市DX共創アドバイザーの富山さん

共創アドバイザー・富山さんを委嘱

 日向市はこのほど、ソフトバンク(本社・東京)の富山健太郎さん(43)=に市DX(デジタル・トランスフォーメーション)共創アドバイザーを委嘱した。任期は4月1日から3年間。

 市は今年2月、市民の利便性向上や行政運営などの改善、デジタル人材の育成・確保などを目的に、同社と自治体DXの推進に向けた包括連携協定を締結。協定に基づき、ICT(情報通信技術)に関する専門的な知見、ノウハウなどを持つ富山さんをアドバイザーに委嘱した。

 富山さんは、同市南町出身で同社法人事業統括ソリューションエンジニアリング本部UCデザイン統括部SE第4部長。今後、ICTを活用した地域課題解決への施策などに助言や提言、ICTサービスの情報提供、マッチングなどを行う。

 交付式が14日、市役所であり、十屋幸平市長が富山さんに辞令を手渡した。十屋市長は「技術者の視点で市民サービスの向上、庁内業務の改善、地域課題の解決などに力添えをお願いしたい」と期待。

 富山さんは「これからはDXが必須。日向市に合った形で課題を解決しながら、未来に向けた発展に寄与できれば。水産業など民間のデジタル化にも協力し、ふるさとを盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

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