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巨典の−−故郷は遠きにありて思うもの(26)

本紙掲載日:2023-04-03
8面

キャンバスに向かう岩咲寿利さん−門川町出身、福岡在住の画家

◆ふるさとへの誇りと感謝を胸に−目標は二つ,東京のアートコンペで入賞
 多くの人に見てもらうために飲食店などでも個展

 「あなたのふるさと門川を色で表すと?」の問いに、「海の青、自然の緑、そして明るい黄色、この3色をミックスした黄緑色だと思います!」。
そう答えてくれたのは、福岡在住の画家岩咲寿利(本名・岩切寿理亜)さん(25)です。

 父親の影響もあり、小さい頃から絵を描くことが大好きで、門川中学校の時にイラストレーターの世界に興味を持ちました。日向高校では迷わず美術部に入り、油絵の魅力に出合います。そして、九州産業大学芸術学部芸術表現学科に進学、油絵を専攻しながらさまざまな技法を学んできました。

 今は週に4日ほど、派遣社員として働いて収入を得る一方で、残りの時間をすべて絵に費やす生活を送っています。「自分が選んだ大好きな画家の道だから、ついつい画材を買うお金を優先させてしまって、切り詰めた生活を送っています」と笑う岩切さん。これまで仲間の画家たちと共に、数々のグループ展を開いてきました。

 福岡には若い画家を応援する文化が残っていて、展覧会の会場を格安で提供してくれたりと、頑張っている人に手を差し伸べてくれることも少なくないそうです。

 先日、岩切さんの作品を見に福岡市中央区のギャラリーに出掛けました。仲間たちとの共同の個展・3人展です。

 ギャラリーの一角が岩切さんのコーナーで、力作が並んでいました。自分の絵を説明する時の岩切さんの表情がとても輝いていたのが印象的でした。

 もちろん作品の評価も大切ですが、作品が目に触れる機会を自らがつくって情報発信をすることが何より大切だと言います。筆が折れかけた時(画家としてくじけそうになる時)には、仲間が励まして、絵や行動で引っ張ってくれることもあったそうです。「周りの頑張りで、自分も頑張れます」と話す岩切さんは素晴らしい仲間にも恵まれているようです。

 さて、今後の目標は二つ。一つは、東京で開催される、誰も見たことのない唯一無二のアートのコンペ「muniArtAward2023」で賞を取ること。そしてもう一つは、ギャラリーという会場だけにこだわらず、動物園や飲食店などでの個展を開いて、画家岩咲寿利の作品を多くの人たちに見てもらうことだそうです。

 「尾末神社秋の大祭のだんじりや盆踊りなどを通して、地域で子どもを育てる文化が残る門川町は大好きなふるさとです。そして帰るといろんな人が声を掛けてくれる温かい町なんです」と語る岩切さん。

 きょうも白いキャンバスに向かって真摯(しんし)に自己表現を行っています。ふるさとへの誇りと感謝を胸に。






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