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写真と書の融合作品24点−延岡駅東西自由通路

本紙掲載日:2022-11-26
7面

30日まで、財前さん(延岡市)と中武さん(宮崎市)の作品展

 写真と書を融合させた作品づくりに取り組んでいる財前洋子さん(56)=延岡市=と中武ゆかりさん(57)=宮崎市=による作品展「写楽書展」が30日まで、延岡駅の東西自由通路で開かれている。観覧無料。

 同駅東口を主会場にして20日に開催予定だった「どんどん川フェスタ」の関連イベント。雨により、どんどん川フェスタは中止となったが、作品展は行うことになった。

 駅のプラットホームを横切る通路片側の窓には、財前さんと中武さんの作品計24点を一堂に展示。中央には、財前さんが力強い筆跡で描いた「どんどん川フェスタ」のロゴも飾られている。

 作品は、出雲大社の境内を背景に「感謝」の字を添えたもの、青空を滑空する飛行機の写真に「夢」の字が躍動するものなど多彩。セットで展示された書体のみの用紙からは、より集中して文字に込められた意味合いを感じ取ることができる。

 財前さんは、創作書道について「形式美を追究する一般的な書と違い、自分なりの解釈で、納得がいくまで書体をアレンジできるのが特徴。一文字を書き終えるまで、1カ月以上かかることも多い」。「写真も創作書道も、自分の頭の中のイメージを膨らませていくところに共通点があると思っている。そういうイメージの膨らみ方には人によって違いがある。書と写真のイメージの〃かみ合い〃なども含めて、楽しんでほしい」と話していた。

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