県産材でベンチを製作
本紙掲載日：2022-11-26
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東京オリパラで使用
◆見本が完成要望聞き市町村へ−県
県は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の関連施設に使われた県産材（オリパラ材）を活用し、公共施設に設置するベンチを作製する。６種類の実物見本がこのほど完成。５０台程度を作る予定で、市町村に要望調査を行うという。
オリパラ材は県が同競技大会に向けて提供していたもので、選手村ビレッジプラザに使われたが役割を終えて返却された。大会のレガシー（遺産）利用の一環として、県民が直接触れることができるベンチを作製することが決まった。
実物見本は、桜の花をモチーフにした聖火のトーチなどオリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだデザイン４点や、県旗や県章など本県にちなんだデザイン２点。いずれもオリパラ材であることが分かるよう説明書きなども加える。
ベンチは、市町村への要望調査を行った後、年度末までに県内各地の公共施設に設置する見通し。今回完成した実物見本は１２月１６日まで、県防災庁舎１階ロビーに展示している。