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夜神楽、日程公表せず−高千穂町

本紙掲載日:2022-11-10
3面

コロナ対策−各地区、地元限定を希望

 国の重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」が町内で始まるのを前に、高千穂町は、夜神楽・日神楽の日程を公表しない方針を明らかにした。9月に行った調査で過半数の保存会が新型コロナウイルスの影響を考慮して地元のみの開催を希望したためとしている。

 高千穂の夜神楽は、氏神を神楽宿(民家、公民館など)へ招き、秋の収穫の感謝と翌年の五穀豊穣(ほうじょう)を祈る民俗芸能。毎年11〜2月、奉仕者(ほしゃ)と呼ばれる舞い手が夜を徹して三十三番の舞を納める。神楽舞は人気があり、町内外から見物に訪れる客も多い。

 町や町内31神楽保存会でつくる高千穂の夜神楽伝承協議会(会長・後藤俊彦高千穂神社宮司)は「神楽はあくまでも村祭りの中で行われてきた伝統神事」として理解を求めている。


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