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看護職員の処遇改善訴え

本紙掲載日:2022-11-10
3面
看護職員の処遇改善に関する要望書を提出する県看護協会の中武会長。後方は県看護連盟の渡部会長

知事に要望書−県看護協会と連盟

 県看護協会(中武郁子会長)と県看護連盟(渡部京子会長)は7日、河野知事に看護職員の処遇改善に関する要望書を提出した。

 要望書によると、今年度診療報酬改定で新設された看護職員処遇改善評価料が該当する県内32病院について、全ての看護職員の処遇が改善されるよう情報提供や支援を求めた。加えて、対象病院の看護職へ適切に配分されるよう配慮を望んだ。

 また、今回の診療報酬改定は一部の看護職の処遇改善であり、全ての看護職員には責任や専門性に見合った賃金水準、賃金体系など処遇の抜本的な改善が求められるため、引き続き取り組みへの理解を求めた。

 河野知事は「処遇改善をそれぞれの病院で適切に実施してもらうことが重要。県としても情報提供に努めたい」、中武会長は「県内の看護職員の年収は全国平均を下回っている。今回は一部の看護職の処遇改善だが、これを機に全体の収入増につながることを期待している」と話していた。

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