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味わう楽しさ体感

本紙掲載日:2022-11-09
8面

県内の小学校で「味覚の授業」

 五感を使って味わうことの大切さや楽しさを体感する体験型食育講座「味覚の授業」が10月から11月にかけて、県内の小学校71校で開かれている。このうち、日之影町立高巣野小学校(三浦哲至校長、33人)では10月19日、延岡市立岡富小学校(柳田光一郎校長、414人)では同21日に行われた。みやざきの食と農を考える県民会議主催。


◆「五味」について学ぶ−高巣野小

 高巣野小学校には、宮崎市でレストランを複数経営する竹井倫世さん(49)らが訪れ、同校の3、4年生10人に五感を使って味わうことの大切さを伝えた。

 児童たちはまず、ブドウ味のグミを実食。鼻をつまんでかんだ時とつままずにかんだ時の風味の違いなどから、食べ物を五感(味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚)で味わう喜びを実感した。

 続けて、目の前に並んだ塩、砂糖、酢、粉末コーヒーを、答えを伏せた状態で口に入れ、味の基本となる「塩味」「酸味」「苦味」「甘味」を当てるクイズに挑戦。「すっぱい!」「大人の味」といった声も上がった。

 最後には、美郷町で干ししいたけの卸売りなどを展開する岡田商店(岡田栄一社長)の常務取締役で、だしソムリエの資格を持つ岡田光さん(40)が用意しただし汁を試飲し、日本に根付く第5の味「うま味」について学んだ。

 竹井さんは酸味について「腐っている食べ物からも感じられる味」、苦味については「毒を教えてくれる合図でもある」と紹介。子どもの舌には味を感じる細胞の味蕾(みらい)が多く、本能的に苦手な人が多いことにも言及した。

 その上で「大人になると味蕾が減って味を感じづらくなっていくが、頭(食材に関する情報)と心(食材や生産者への思い)で補えるようになる。苦味も酸味もおいしくなるかもしれないので、食べることに挑戦してほしい」と呼び掛けた。

 4年生の甲斐雛菜さん(9)は「子どもの方が味蕾が多いことや、五つの味について知ることができてとても勉強になった。嫌いな物もたくさん食べて好きになりたい」と話した。


◆野菜ソムリエ2人が説明−岡富小

 岡富小学校には、野菜ソムリエの坂東淳子さん(58)と野菜ソムリエプロの難波啓子さん(65)が講師として来校し、4年生72人が味覚について学んだ。

 このうち、坂東さんは味の基本となる五味(塩味、甘味、苦味、酸味、うま味)、食べ物のおいしさを感じ取る五感(嗅覚、触覚、聴覚、味覚、視覚)を紹介。児童は塩や砂糖、酢などを五味と五感を使ってそれぞれ味わった。

 最後に、舌には味を感じる役割を持つ味蕾があり、大人になると減少することを解説。味蕾が多い子どもは苦味や酸味に敏感で苦手な食べ物が多いことを説明し、「大きくなって経験を積んでいくと、おいしく食べられる物が増えてくる。楽しみにしていてほしい」と呼び掛けた。

 甲斐鈴乃さん(9)は「給食で耳や鼻も使って甘さや辛さを感じながら食べたい」と話していた。

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