「青春の色に染めろ」

若さ発揮、文化の薫り−富島高・輝柏祭

　日向市の県立富島高校（小川晴彦校長、５３１人）の文化祭「輝柏（きはく）祭」が１０月２７、２８の２日間、同市の市文化交流センターで開かれた。「群青〜青春の色に染めろ〜」をテーマに合唱、ダンス、演劇などを発表し盛り上がった。

　開会宣言に続き、小川校長は「若さを十分に発揮し、文化の薫り漂う２日間にしましょう」とあいさつ。生徒会長の寺田愛海さん（３年）が「過去最高の文化祭にするため、全力で盛り上がりましょう」と呼び掛けた。

　１年生はクラスごとに合唱を発表。１４ＨＲ（ホームルーム）は「チェリー」（スピッツ）を爽やかに歌い上げ、最優秀賞に選ばれた。

　２年生はクラス対抗「ダンス甲子園」で、笑顔はじけるパフォーマンスを披露。「ＧＩＲＬＳＬＩＦＥ」をテーマに表現した２５ＨＲが最優秀賞を獲得した。

　３年生はクラスごとに個性あふれる演劇を発表した。最優秀賞に輝いた３３ＨＲは名作絵本「大きなかぶ」をモチーフに「おおきな瀬ノ口」を上演。「みんなのエネルギーを（ステージに）送って」と観客を巻き込みながら、見事にカブを引き抜いた。

　また、生活文化科の被服選択生（２、３年）は華やかなファッションショーで魅了した。６月から１人ずつ制作してきた洋服やドレスを身にまとい、堂々とウオーキング。ポーズが決まるたび、観客席から歓声が上がった。

　ウオーキングの練習やドレス制作の技法を学ぶため、外部講師からも指導を受けながら本番に臨んだという。

　郷土芸能部、吹奏楽部、ダンス部、軽音楽同好会などのステージもあった。