夢中になって収穫
本紙掲載日：2022-10-24
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１、２年生−手作業で芋掘り出す
◆日之影・高巣野小
日之影町立高巣野小学校（三浦哲至校長、３３人）は１３日、生活科の授業で芋掘り体験を行い、食育について学んだ。１、２年生６人が、学校近くの畑で６月に種まきした紅はるかを掘り出し、食の大切さや収穫の喜びなどを味わった。
芋掘り体験は毎年、同学年を対象に長年続く行事。畑は同校が管理する借用地で、１３年前からは近所に住む甲斐利徳さん（７３）＝同町七折＝が整備している。
この日は、約０・３アールの畑に育った９５株を手作業で収穫。軍手を着け、教職員らがスコップやくわで軟らかく耕した土から丁寧に掘り出した。児童たちは一つ一つ形や大きさが異なる芋に大喜び。夢中になってつるを引っ張り、尻もちをつく姿もあった。
甲斐さんによると、今年は気候に恵まれたことから数、大きさともに上々で、収穫した芋は各自持ち帰った。
２年の橋本莉乃さん（８）は「きつかったけど楽しかった。焼き芋や天ぷらが好きなので、家で作ってもらって大事に食べたい」。１年の福良美里さん（６）は「丸い形やひょうたんみたいな形とか、いろんな芋がとれてうれしかった」とにっこり。
甲斐さんは「作物を作って収穫するまでの大変さと、食べることができる喜びを味わってほしい。いろんな話をしながら収穫することは交流にもなるし、持ち帰って家族と大事に食べてもらいたい」と話した。